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1-「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史~」2019年1月1日49分58秒

https://www.dailymotion.com/video/x72k2i6

「サピエンス全史」概要⇒「言葉」「文字⇒イメージ」遊び循環の実例

2019年1月1日放映番組がDailymotionで公開されています。関心のある方々はダウンロードしてお遊び下さい。

2019年4月から多くの大学での一般科目の教科として講義に導入されています。

われわれ人間(ホモ・サピエンス)は

「どこからきたのか」「何者なのか」そして「どこへいくのか」⇒「今昔物語循環現象」

地上の支配者と言われるホモ・サピエンスは、人類誕生から、認知革命、農業革命を経て人類の統一へと発展してきた。

しかし、今私たちは幸せなのだろうか?貿易戦争、ナショナリズム、格差・・・「幸福を考えるヒントは人類の歴史の中にある」

豊かになったのに幸せを実感しにくくなったのはなぜ?どうしたら幸福になれるのか?

「人間の幸福」と言う視点から歴史を解き明かしていきます。

「人間の幸福」と言う「不安の補完循環」が意識現象に定着化している事には気づけ無い「自我機能」です。ハラリの「お遍路旅」のお話しです。⇒「今昔物語」の循環現象です。

インタビュアーの池上彰氏この本に魅せられた一人。⇒無名の人々は「偉い人」「有名人」に付着するだけ

これまで読んだ歴史書の中でも「個人の幸せから歴史を見る」という発想のものはなかったと言います。

どうしてこのような着想を得たのか?とハラリさんに質問。それはハラリさんの原点に秘密がありました。

イスラエル出身のハラリさんは自然とグローバルな視点、物事を俯瞰する視点が身についていったと言います。

「あらゆる視点、生物学、経済、資本主義を知らなければならない」

サピエンス全史は上巻・下巻があります。

上巻は
第1部 認知革命
第2部 農業革命
第3部 人類の統一

と3つのパートからなっていますが、動画でもその流れで進んでいきます。

認知革命

もともと私たちの祖先であるホモ・サピエンスはアフリカで生まれた「とるにたらない一種族」にすぎなかった。

当時、より力の強いネアンデルタール人という別の種族もいた。
しかし、ホモサピエンスはネアンデルタール人を駆逐した。

それはなぜか?

サピエンスの特徴は「フィクションを信じる力」にある。⇒「信じる事」が「依存・付着」である事に至らないお話し

ネアンデルタール人は「目に見えるものしか伝えられない」それに対して
サピエンスは「フィクションを共有できた」だから集団で協力して何かをなしとげられるようになった。

それこそが「認知革命」

フィクションを信じる力を得たホモ・サピエンスは地上の覇者になった。人間が仲間と協力できるのは「フィクションを信じる力」があるからこそ。

 

現代でもそれは同じ。会社だってみんながあると信じているからこそ成り立っている。
「神」も「国家」も「お金」もフィクションだ、とハラリさんは言う。

 

農業革命

1万2千年前に起こった農業革命。

これまで「農業=幸福、安定」というのが通説だった。

しかし、農業が発展して人類は長時間労働にしばられるようになり、貧富の差が生まれた。農業は王国・帝国を形成したが、農民の視点から見るとより苦しくなった。

 

階級社会と搾取のはじまり。

さらに、もともと人間は狩猟にむいていていたのに農業に従事するようになってヘルニアや関節炎など健康上の問題まで抱えてしまう。

 

農業革命では人は幸福になっていない。そして驚きの視点を提供する。

それは穀物の側からみれば、人間は1年中朝から晩まで働き、仲間をふやしてくれる存在

「小麦や米がわたしたちを家畜化したのだ」

人間が米の面倒を見ている、米の世話をしている、つまり人間が米につくしているのだという。

農業革命によって国と国の争いが起き、一人ひとりの幸福は減ったというのがハラリさんの考えだ。

 

人類の統一

宗教の役割とは「超人間的な正当性を与えること」⇒ヨーロッパ文化・宗教現象の「刷り込み⇒刻印付け」の世界観

神々が定めたものだから絶対的であり人々が従う。そして社会が安定する。政治秩序は一神教の上に成り立っている

しかし、それは良い力にもなるが、悪い力にもなる。たとえば、エルサレムが聖地というのも書物にかいてあるからであり、フィクションである。

そして、池上さんとの対談時で驚きの発言が。
聖書もフィクションということはハリーポッターのようなものとも言えるとハラリさん。また、神とはポケモンのようなものだとも。
街を歩いてもポケモンはいない、でも携帯電話をみるとポケモンがいる。

そして今、人類は統一へ向かっている。その鍵は貨幣。貨幣は最強の征服者、お金こそ物語。

お金は紙切れに過ぎない、それこそフィクションそのものである。

 

想像上の財をなぜ人々は信じるようになったのか?⇒「不安の補完の定着化があるから」には至らない「思考」

それは科学技術の進歩により富の総量を増やせることに気付いたから。

それが資本主義。「資本主義=世界を征服した唯一の宗教」そして信念は経済成長

でも、今を生きる皆さんはそれで幸せになったのか?

物質的な豊かさは増し、寿命が延びたが、

戦争、格差、経済システムのひずみ、AI、地球温暖化などあらたな問題が起こっている。

これから未来はどうなるのか?

ロボットテクノロジー、AIによって火星に住むことも夢ではなくなってくる。

そして人間は、天地創造を実現し、神の能力を手にしようとしている。

10万年前ただの類人猿にすぎなかった私たちは今、神になろうとしている。
動物から神へのアップデート。

私たちは今歴史上もっとも重要な選択を迫られている。

と、ここまでが「サピエンス全史」の内容になっています。
 

その先の未来に関しては続編の「ホモ・デウス」でより詳しく描かれます。(第2部として2019年1月1日にNHK BSで放送されました。)

難しいと言われる「サピエンス全史」ですが、番組では本に出てくるよりも容易な言葉を用いてわかりやすいように解説してくれていますので、とても見やすいです。⇒「メディア情報」「インターネット情報」の「言葉」「文字⇒イメージ」遊び循環です。