「沈黙の声」
「らんまん」の「博物館の場面」を通し「演劇論の本質」をお伝えしました。
丈之助「俺も作りたいな、演劇の博物館」
「この植物たちと一緒、消えてなくなるモノだから、演劇は元々、演じる者と、観る者、人間の間にしか存在しない幻なんだ、⇒「言葉」は発した瞬間、消えます。「自我機能同期」の「対象化」「モノ化」「擬人化」「象徴化」です。
だったらせめて、できる限りのモノを後の世に贈りたいな、なんて」⇒「博物館」とはDNAの記憶現象と見直す事ができます。
9月29日 本日、映画「沈黙‐サイレンス」が放映されます。この時期、このタイミングの放映は意識現象のメッセージである事は「自我機能同期」の方々には理解できない現象化です。
シネマ「沈黙-サイレンス-」<字幕スーパー><レターボックスサイズ>
[BSプレミアム] 2023年09月29日 午後9:15 ~ 午後11:57 (2時間42分)
遠藤周作の小説を、巨匠マーティン・スコセッシ監督が28年の構想を経て映画化。17世紀、日本で布教活動をしていたフェレイラ神父が幕府に捕らえられ棄教したことを知り、弟子のロドリゴとガルペは長崎に潜入する。彼らが見たものは想像を絶するキリシタンの弾圧だった…。アメリカの実力派俳優と、浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形、映画監督として世界的評価も高い塚本晋也など、日本の俳優が共演する衝撃の歴史ドラマ。
沈黙の声 VHSビデオ(60分)母なるもの 1992年7月1日
「沈黙の声」
神よ、なぜ応えてくれないのですか?私はその答えを『沈黙』の中で雄弁に語り尽した
神と人間の尊厳を問う問題作!長崎で見たときにはなんでもなかった踏絵が私の心にかかりだしたのは、東京へ帰ってきてからだった。道を歩いているときや仕事をしているとき、ふと、木枠に残った黒い足の痕が胸に浮かんできた。それは一人の人間がつけたものではなく、たくさんの人間によってつけられた黒い痕にちがいなかった。
あの黒い足指の痕を残した人びとはどういう人だったのか――と誰もが考えるように、私も考えた。自分の信ずるものを自分の足で踏んだとき、いったい彼らはどういう心情だったのだろう。
私は戦争中に育った人間である。当然、自分の信念や思想を棄てて戦争のなかに死んでいかなければならなかった人間を数多く見ていた。学校の先生のなかにも、先輩のなかにもそういう人間はたくさんいた。
つまり、人間が肉体的な暴力によって自分の信念や思想をたやすく曲げていったケースを私は目のあたりにしていたのである。(略)
『沈黙』のクライマックスの場面(ロドリゴが踏絵に足をかける場面)は、あたかも誰かが助けてくれているかのように一行一行がうまく進んだのである。誰かが私の手を持って書かせてくれている感じだった。(本文より)
この感覚が、遠藤が受信したメッセージだった事わかりますか?
遠藤周作の「四門出遊び」の「問いかけ循環」です。「個人・個別」は違いますが現象としては「ブッダの四門出遊び」の問いかけ循環は同じです。
「映画」「動画(映像)」「アニメ」「リアル」の意識現象は全て同じ水準です。
「メッセージ」の受信は「生身感覚」の現象化です。スピリチャル系で言い直すならば「自動書記現象」に類似する現象化です。多くの場合は「個人・個別現象」として生じます。
「個人・個別の集団集合」の現実現象としては「トキワ荘」に集った漫画家たちの現象化があります。
彼らの作品は時空を超えた「物語」「ストーリー」の表現として「見える化」してくれた「映像の世紀」の賜物です。
「個人・個別」の「集団集合」は人間が付着する「不安の補完先」でもあるのです。
意識現象を生態学的視点⇒俯瞰視すると見えて来る世界観です。
1-「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史~」2019年1月1日50分1秒
「“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史~」 - video Dailymotion
https://www.dailymotion.com/video/x72k2i6
2-「“衝撃の書”が語る人類の未来~ホモ・デウス~」2019年1月1日49分14秒
「“衝撃の書”が語る人類の未来~ホモ・デウス~」 - video Dailymotion
https://www.dailymotion.com/video/x72n860
YouTube動画
NHK特集わが青春のトキワ荘-現代マンガ家-立志伝 1981年5月25日放送
2018/12/04・51分43秒
https://www.youtube.com/watch?v=GANgDzzEWk8&t=520s