全体主義体制・・・独裁的指導者による支配体制。市民的・政治的自由の否定、イデオロギーを通じた強力な動員、指摘領域の全面的な政治家を特徴とする。例)大戦中のドイツやイタリア 権威主義体制・・・特定の指導者ないし小グループによる支配体制。洗練されたイデオロギーの不在、漠然としたメンタリティーに基づく支配、限られた範囲における多元性の許容、政治的動員への消極性を特徴とする。例)東南アジア・東アジア・ラテンアメリカ 連邦制・・・連邦国家では必ず二院制が採用されており、上院は連邦原理に即した支分国代表、下院は国民代表原理に即した国民代表という位置づけ。ソ連では憲法で分国の権利を保障していた。大統領制(アメリカ)、議員内閣制(カナダ、豪)。ワシントンDCや豪北部準州のように、連邦政府の直轄地が設けられることもある。 比例代表制には、拘束名簿式(政党名のみ記載)と非拘束名簿式(政党名に加え、候補者名も記載が認められる)。小選挙区制よりは小政党の候補者が当選しやすい制度であり、死票が少なく得票率と議席がおおむね対応するため、少数意見を反映する仕組みとなる。 アメリカの両院、イギリス下院は小選挙区制、ドイツの下院は小選挙区比例代表併用制である。 小選挙区制は、選挙費用が抑えられる一方で死票が多くなる。 日本での衆議院選挙は1994年に中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に改められた。 小泉改革・・・2005年10月に郵政民営化関連法が制定され、2007年10月には持ち株会社(日本郵政)の下で、郵便事業会社・郵便局会社・郵便貯金銀行・郵便保険会社が業務を開始することになった。2006年1月には持ち株会社の準備企画会社が設立された。旧道路公団は1005年10月に民営化され、日本高速道路保有・債務返済機構と高速道路会社6社が誕生した。機構は6社に高速道路を貸付け、賃貸料をもとに債務を45年間で返済し、組織を解散するものとしている。