みなさんこんにちは(^^)
お久しぶりです。ずっとブログ更新せずにごめんなさい!!あせる
今日は、レセプト点検で発見された心配はお客様のお話をします。

国民健康保険の保険者は、
レセプト(診療報酬明細書:病院からの請求の明細書)の内容が問題ないかどうか点検することになっています。

点検員さん「たまさん、こんなレセプトがあるのですが・・・」
たま 「えー・・・」

その人のレセプトを見てみると、毎月いくつもの病院に同じ症状で診察をうけており、いくつもの薬局で同じ効能のお薬を受け取っているのです。これらのお薬を全部のんでいるとしたら、とっくに亡くなってしまうぐらいの量なのです。もしくは、インターネットなどで違法にお薬をうりさばいているかも・・・。

いったいこの竜さん(仮)のために何ができるのでしょうか?

納税課に家族の状況を確認に行くと、竜さんが住所をうちの市においたまま転出していることが、わかりました。
う~~ん(-。-;)

おそらく保健師さんも市外の方には保健指導を行うことはできないかとおもわれます。
また、竜さんがいますんでいる市の保健師さんに竜さんの状況をお伝えして指導していただくことも個人情報保護のため、できません。


でもたまはあきらめませんよ!


課長と相談の上、課長と一緒に竜さんのご実家に行ってみることにしました。

1回目  誰とも会えず。

2回目  誰とも会えず。

3回目  兄弟と会えました。
     「お父さんかお母さんはいらっしゃいますか?」
     「今は仕事に行っていておりません。」
     「ではまた夕方にうかがいます。」

4回目(3回目の夕方)
たま 「竜さんのお母さんですか?」
竜母 「はい。」
たま 「竜さんのことで。大事なお話があるのですが・・・」
竜母 「なんですか?」
たま 「同じお薬を通常の何倍もいただいているようです。
   このままだととても心配で今日はおうかがいしました。
   竜さんは今もA市にいらっしゃるのですか?」
竜母 「先月から、こちらにもどっておりまして、ずっとこちらでくらすつもりです。
   実家にもどったせいか、今は落ち着いております。」 
たま 「よかったです。お大事になさってくださいね。」
竜母 「ありがとうございました。」
たま 「失礼します。」


本当によかったです。
このまま落ち着いてくれればいいのですが・・・。

しばらくは様子をみてみることにします・・・汗
公務員に限らない話だとは思いますが、
ゴールデンウィーク明けは切羽詰ります( ̄Д ̄;;

休みの日が多くても、仕事の量は変わりません。

さらに、祝日が多いほど、連休明けに来るお客さんは多くなり、
普段の仕事はいつもの倍、残業して終わらすようになります(;´▽`A``


そして今日も、、、決して悪い人じゃないんですけど、ちょこっと困ったお客サマがいらっしゃいました。


うちの市ではジェネリック医薬品の使用を推奨していて、病院の窓口で見せるジェネリックお願いカードみたいなものを配っているのですが、そのことについて聞かれました。

(以降、10倍くらい要約して進めますあせる


お客さん「このカード、ジェネリックってどういう意味?

たま  「ジェネリック医薬品っていうのは、特許が切れた医薬品と同じ効果を持つ医薬品で、通常の医薬品よりも安くなる場合があるので、お勧めしています」

(実際は、久しぶりに聞かれた質問だったため、もっとしどろもどろになってしまいました・・・(・・;))

お客さん「安くなるっていうのは、患者が払う分?」

たま  「そうですね。」

お客さん「医療費っていうのは、保険証使えば、健康保険が負担する分があるんでしょ? その健康保険分も安くなるの?」

たま  「あ、そうです! 医療費自体が安くなるので、健康保険分も、患者さん分も両方同じように安くなります。」

お客さん「じゃあ、みんながジェネリックを使えば、国保が支出する医療費が安くなるってこと?」

お客さん「そういうことか! 分かった!

(どうやら、「市がジェネリックを推奨するのは、患者のためよりは市の支出する医療費を削減するため」と解釈したようですあせる



お客さん「ところで、国保の医療費ってどこから出てるの?」

たま  「おおざっぱに、だいたいで言いますと、半分は加入者の保険料など、4割くらいが国、1割は市の会計から出ています」

※市町村によって異なるかも

(ほんとはもっと、とっても複雑なので、私は詳しく説明できません(゜д゜;)あまりつっこまないでくださいね笑)


お客さん「市の医療費が下がっても、保険料は安くならないでしょ?」

たま  「実際には医療費は年々上がる一方なので、ジェネリックもどちらかというと医療費の増加を抑制するようなかたちで、、、医療費が下がるっていうのはほとんど難しいですね」

お客さん「うーん、そうなのか?」

たま  「あ、はい、、、」

(そこからまたいろいろ聞かれ・・・結局、このお客さんが来てから1時間後、)

お客さん「うん!よく分かりました。ありがとう!


たま  「また、分からないことがありましたら、いつでもお越しください(^-^)」



実際は言葉の一つ一つがもっと回りくどい言い方で、私もなかなか理解できず、とっても時間がかかりました(><;) 


実はこの人、連休明けの5月6日にもいらっしゃって、その時は医療費通知のことについて、やっぱり1時間くらいお話をしたのです。

とても勉強熱心で、市の医療費への関心が高いおじさまなのですが、、、

忙しいのに・・・ 仕事たまってるのに・・・ 

っていう私の心の声は通じなかったみたいで(;´▽`A``

悪気は全く無く、純粋に疑問に思ったことを聞きたかったみたいです。


民間じゃないから何か買ってくれるとか、契約してくれるとかは無いので、
公務員の仕事は見かえりを求めない無償のサービスなのです。

今日も明日も、残業がんばります!

ジェネリックと言ってみよう!!
病気で長期的な通院が必要なのに、滞納していて保険証が出ていない人のお話。

保険証は、保険料を払っていないと発行することができませんが、
今後の分割納付の約束をしてくれたり、病気の状況なども考慮したりします。

保険料を払っていないからと言って、病院行かないと死んでしまう人を、国保は放っておいたりはできません!

けれど、通知(保険料払ってください。無理なら相談に来てくださいって内容)などを出したときなどに事情を教えてくれないと、当然保険証は出しようがありません。

今日は困ったお客さんが来ました。
40代後半の自営業のおじさん。


お客さん「保険証しばらくもらってないんだけど、滞納しているから!?」

(雰囲気で滞納してる感が出てましたが。。。)

たま  「調べてみますのでお待ちください」

(名前と生年月日を聞き、滞納明細書を印字し、)

たま  「お待たせしました。やはり、20年4月からお支払いがされていないみたいで・・・」

お客さん「じゃ、保険証もらえないんだね」

たま  「こちらをお支払いいただければ・・・」

(いきなり分割の話はしないようにしてます)

お客さん「こんな金額、無理だから、やっぱもらえないんだね」
    「腎臓の病気してるのに、しばらく病院行ってないんだけど、いいや。」

(それを先に行ってよ(((( ;°Д°)))))

たま  「いや、あの・・・(´_`。) 」

お客さん「前は保険証なしで病院で10割払ってかかってたけど、支払えないから行ってないんだよ」

たま  「そういう事情であれば・・・分割でお支払いいただくとか・・・」

お客さん「でも、払わないとダメなんでしょ」

たま  「病院に行って治療は受けていただいた方が・・・分割のお約束がいただければ・・・」

(なんで、払わない人を止めなきゃいけないんだろう(((゜д゜;))))

お客さん「こんな金額、分割だって払えないよ! ほんとにまずいときは保険証なしで病院で10割払うからいいよ」

たま  「あの、実際には、ご病気のある方の場合などは約束だけしてもらって、発行してから納付していただくこともありまして・・・」
(こんなこと本当は話したくないんだけどなぁ(-。-;))

お客さん「いいよ、払えないから」

たま  「お待ちください、、、」


結局、保険証を発行できずに帰られてしまいました(-。-;)

国保の立場上、病気の人には考慮して保険証を渡してしまうことあるのですが、こういう人にはどうすればよかったのでしょう・・・ケースバイケースが多くて難しいです(><;)