私の特別区に向けた勉強法                   
●筆記対策
 スタート時期(4月~8月)週25~35時間
  最初の頃は、講義を受けた後にしっかりと復習をすることや、計画を立てて勉強するといったような学習習慣を見につけるようにしました。基本的には、数的・判断・憲法・ミクロを中心に勉強していました。今思えばこの時期ほど、数的・判断に時間を割ける期間はなかったので、もっと数的・判断に積極的に取り組めばよかったと後悔しています。また、7月頃には定期テストが学校であると思いますが、その期間は割り切って学校のテスト勉強に集中すべきだと思います。
 中間期(9月~1月)週40~50時間
  この頃には、ミクロもよくわからない状態でマクロが始まったり、一度覚えた行政法を忘れてしまったりしたことで、焦りがありました。そこで、チューターの方に相談したところ、ミクロマクロはスー過去を早めに始めることを強く勧められました。ミクロマクロのスー過去は2周目までは本当によくわかりませんでしたが、根気強く続けることでだんだんと理解できるようになっていきました。ミクロマクロに限らず、初めの方は理解できるまでに時間がかかってしまうことがあると思いますが、根気強く続けることが大切だと思います。加えて、行政法に限らずですが、一度覚えたことを忘れてしまうのはとてももったいないことだと思いました。ですから、覚えたことを忘れないように少しずつでも復習をしていくことが大切だと思いました。10月の初旬から12月の下旬にかけて10回ほど介護施設でボランティアを行ないました。直前期になると、長期のボランティアをする時間の確保が難しくなるため、この時期が最後のチャンスだったような気がします。
  
 直前期(2月~6月)週30~40時間
  直前期は自習室が朝の7時から空いているので、朝7時から夜9時までEYEにこもって取り組んでいました。一日に全ての科目に触れることができず不安な時期もありましたが、模試の結果に日々の勉強の成果が現れたことなどもあり、モチベーションの維持に繋がりました。過去問に関しては、2月の初旬から3月の下旬にかけて特別区過去10年分を2周解きました。その際、1周目に特に時間を割き2周目に同じミスをしないように「苦手ノート」にまとめて理解を深めました。4月は丸一ヶ月使い、国家一般職レベルの問題を繰り返し解きました。特別区前に国家一般職レベルの問題を解いていたことで特別区本番の試験では、落ち着いて問題に取り組めました。個人的に、特別区までの残り100日はとても短く感じたため、事前にしっかりスケジュールを立てて学習を進めると良いと思います。
 
●面接対策
① 受験する自治体の情報を集める(街歩き・自治体のHP・自治体の議員のHP)
  自己分析を進める(予備校で配布された予想質問400題を考え、ノートにまとめる)
② ①でまとめた予想質問を覚える
③ 対面練習を行う(キャリアセンターや友達に手伝ってもらいアドバイスをもらう)
④ 全て通しで練習(予備校で入室から退室まで面接のリハーサルを行い、アドバイスをもらう)
 正直、面接は筆記に比べ、努力が結果に還元されにくいように感じたので、面接本番では熱意を伝えすぎるぐらいが良いと思いました。

●論文対策
①寺本先生の「小論文バイブル」を軸に、過去に先輩が作った論文などを用いて、ワードでまとめる
②作った論文を録音する
③行き帰りの電車で録音した音声を聞くなどして暗記していく
 小論文は特別区を受験する上で筆記と同じくらい重要な要素です。筆記に集中して小論文が疎かになってしまう人もいるので、余裕をもって10月頃から始めるといいと思います。

●やっておいてよかったこと
 ・1、2年事にバイトをして貯金をしていたこと
  →3年からの本格的な受験勉強期間に勉強に集中できた
 ・法学部に所属していたこと
  →専門科目の法律系の勉強が楽だった
 ・習慣学習表を付けたこと
  →スケジュールが組みやすくなった、努力が可視化できた
●やっておけばよかったこと
 ・面接でもっと熱意を伝えることができればよかった
  →面接の時間は20分程度の時もあり、質問に答えているだけでは熱意が伝わってないこともある。
   (例)Q 条例を住民の方々に周知させていくために、あなたはどうしますか?
      A 〇〇したいと思います。
        (だけじゃなくて、、、)
        ただ、実際このような場面になったら、上司とよく相談してより良い対策をしていきます。
       (のように、プラスαでやる気を見せるといいと思います。)