みなさんこんにちは!
チューターの水町です(^^)/


昨年、「専門記述の暗記へ向けた準備」についてブログを書かせて頂きました。
http://ameblo.jp/koumuin-news/entry-12108924578.html


いかがでしたでしょうか?

今回はいよいよ「本格的な答案の覚え込み」についてブログを書かせて頂きたいと思います。


あくまで私の場合の学習方法です




(1)経済学、財政学(理論分野)以外の暗記科目の場合

(私の場合、憲法・政治学・行政学・民法・行政法・財政学の暗記分野)


①今まで作成して覚えてきた「概要フローチャートノート」や「キーワード説明用ノート」と覚える模範答案を見比べながら、答案の構成やキーワードの意味について再確認



②覚える模範答案を自分が覚えやすい形へと手直し(わかりやすい言い回しに変えたり、無駄を省くなど)した上で、答案に色別でマーカーを引く


例)法律科目

ピンク:キーワード
黄色:定義やキーワードの内容説明
:根拠
:判例



③各論点について、何も見ない状態で答案の構成概要キーワードなどを書き出せる練習をする!

さらに書き出した項目については、大まかな内容について暗唱(何も見ないで口頭で説明するような状態)ができるように練習する!!


・この練習を通じて、各論点について答案の6割分ぐらいの暗記を目指す!
何も見ないで、概要やキーワード、その内容を説明できるような状態



全科目、まずは6割の状態をめざす


・1科目につき10割覚えてから、次の科目へ移行するのではなく、全科目足並みをそろえながらバランス良く学習するように努めた


・「概要フローチャートノート」や「キーワード説明用ノート」の覚え込みを準備として行ってきたため、6割まで覚えるのはさほど時間がかかりませんでした。



⑤全科目について6割程度の暗唱ができる状態になったら、次に答案の8割程度の内容(例えば法律科目だったら、第○条の数字も含めて漏れなく各定義について説明できるなど)を暗唱できるように細かく覚えていく。


・この段階では、覚えづらい定義や判例などはスマホで写メを撮り、覚えづらい箇所のみまとめて閲覧できるようにした


・都庁の専門記述は完璧な記述は求められないという印象であるため、出題可能性が最も高い論点以外はすべて8割程度の内容を記述できる状態を目標として学習した




⑥最後に、各科目とも出題可能性が最も高いと予想される2論点のみ、答案をほぼ100%暗唱できるように努めた


・100%覚えても、その記憶を維持し続けるのは困難であるため、この最後の追い込み作業はIB本番の3日前から開始した。

暗記のピークを試験当日へと持ってくるように調節することが重要




(2)経済学、財政学(理論分野)の場合


(※財政学は暗記分野とグラフを書いて理論を説明する分野がありますが、暗記分野については上述した内容と同様のやり方で学習しました。)


経済学と財政学(理論分野)は主に①グラフを書いて、②そのグラフの説明ができれば得点へとつながるため、他の科目と比較して暗記量をさほど要さず、理論さえしっかりと理解していれば対策に時間はかからないと思います。

(しかも、グラフも字数に含まれます!)


以下、私が行った対策方法です。


①全論点まずはグラフを書けるようにする
②グラフについての説明を簡単にできるようにする
③キーワードの定義をしっかりと覚える
④最も出題可能性が高い論点のみ、漏れなくしっかりと答案を書けるようにする!



なんと、たったこれだけです!!


何か難しい計算をする訳でもないので、専門択一で経済学や財政学の計算問題に苦手意識がある方でも取組みやすいかと思います。


また、特に経済学は過去の出題論点を見ても難解な論点は少なく、実際、今年度の出題も経済学は「独占競争市場の理論について、完全競争市場との違いについて言及しながら説明せよ」という基本的な論点でした。

(私は本番でも経済学を選択しました)


経済学は理解するまでに時間を要するため、都庁単願受験者は無理に学習する必要はないかと思いますが、

地上や国家一般職などを併願される方は経済学の専門択一を学習されているかと思いますので、併せて専門記述の対策も行うことを推奨します!

(さほど時間はかからないかと思います。他の暗記科目の予想論点が外れた際のリスクマネジメントにもなります




以上が私が実際に行っていたIBの専門記述対策です。


なお、専門記述は膨大な数の論点を覚えなければならないという性質上、効率的に暗記できるような自分に合った学習方法を見つけることが非常に重要です。


以下の方法はあくまで、私に合っていた学習方法に過ぎないため、他にも様々な方法を検討してみて下さい(・∀・)