こんにちは!チューターの椎野です。
今回は特別区の出願時に決めなければならない【志望区3つの選び方】についてお話します。(※江戸川区は、江戸川区のみの出願となりますので志望区3つは選べません。)

特別区の受験を考えている皆さん、志望3区はもう決まりましたか?

まだ決まっていない…どうしよう…と思っている方も、
もうここに決めた!ここにする!と決心した方も、
少しでも志望3区選び(の確認)の参考にしていただければ幸いです。


志望3区の決め方は人それぞれです。

ちなみに私の志望区とその理由は…

①新宿区…大学が区内にあった。街(早稲田の商店街)の雰囲気が好きだった。文化に力を入れていた。家からのアクセスが良い。
②渋谷区…通っていた予備校があった。家からのアクセスが良い。
③世田谷区…採用数が多い。家からのアクセスが良い。


実際にこのブログを書いてくれている数名の合格チューターたちに「志望区3つを決めるポイントって何?」というアンケートをとりました。結果は以下の通りです。


★志望区3つの選ぶ基準アンケート結果★
(14名のチューターのアンケートの結果です。あくまでも参考まで。)

第一位:ゆかりのある区(大学がある、小さい時に住んでいた)
第二位:説明会での職員さんの話や雰囲気が良かった
第三位:家からのアクセスが良い
第四位:採用数が多い


自分自身も含めてみんなの決め方をふまえると、志望3区を選ぶのに共通する決め方は二つありました。

①やりたいこと・興味のある分野で選ぶ
②働きたいところで選ぶ



では、具体的に説明します。

①やりたいこと・興味のある分野で選ぶ
皆さんが興味のある分野や解決したい社会問題はなんでしょうか?
「教育分野に携わりたい!」「観光に興味がある!」「待機児童問題をどうにかしたい!」「高齢者支援に携わりたい!」と、やりたいことや興味のある分野は人それぞれだと思います。
その興味がある分野から志望区3つを絞り込んでいくやり方です。
教育に興味がある人は小中一貫教育に力を入れている品川区を志望区にしていたり、高齢者支援に興味のある人は高齢化率が高い北区や台東区を志望区の一つにしてみたり…
このようにやりたいこと・興味のある分野で選ぶと、志望理由の説得力は増すのではないかなと思います。この決め方は23区にゆかりのない方(地方出身の方など)にはとてもおすすめです。
ただし興味のある分野が多岐にわたりすぎると志望動機の「核」になるものが見えなくなり志望動機がうまくまとまらない可能性もあります。
決める際には実際に街歩きをしてみたり、説明会に足を運んでみたり(合同説明会は終わってしまいましたが…)特別区人事委員会のホームページを参照したり、飯田橋にある区政会館に足を運んでみましょう★

②働きたいところで選ぶ
この決め方の要素は「庁舎がきれい(働きたいと思える環境が整っている)」「家から通える、アクセスが良い」「特別区の合同説明会での職員の印象がよかった」などがあげられます。
これらの理由で志望区3区を決める人も非常に多いですが、選び方によっては志望動機を作る際に苦労するかもしれません。(「庁舎がきれいだから」とか、面接カードに書けませんし言えませんので。笑)


①②のどちらの決め方もメリット・デメリット両方持ち合わせています。
したがって①②の両方の中で自分にとって必要な要素を総合的に考え、なおかつ志望動機を作るときのことも念頭に置きつつ志望区3区を決めていく必要があります。

まずは本音ベースで選び、その次に自分の興味のある分野と整合し、最後に自分が実際にその自治体で働くイメージができるかを考えてみてください。(もしどうしても迷ったら最後のひと押しはフィーリングです。運命の赤い糸、個人的には本当にあると思いますよ!笑)