前回、特別区の受験の流れや勉強方法について書かきましたので、今回は区面接の区ごとの形式や内容について詳しく書いていきたいと思います区面接全体に共通する大まかな内容は、「目指すは東京23特別区への道vol2」を参照してください。
各区の面接内容
<足立区>
・面接カード
A4一枚で、よくある事項が主です。自己PR、足立区でしたいこと、最近関心を持った出来事、特別区の志望動機などを記入します。記入量は比較的少なめです。
・面接の内容
基本的に和やかな雰囲気です。今までやってきたことや、自分が周りからどんな評価を受けているかなどをきかれます。
<荒川区>
・面接カード
記入量はそれなりにありますが、志望動機など基本的な事項を書くものです。
・面接の内容
基本的に和やか。これまでやってきたこと、力を入れてきたことを聞かれたりすることが多いです。加えて、具体的な区の政策に関しての意見を求められることもあります。
<江戸川区>
※江戸川区は「単願」という形で面接が行われ、人事院の2回目の面接がそのまま最終面接となります(江戸川区以外の区を希望する場合、筆記試験出願時に第三希望までの希望区を提出します)。ですので、他の区とは異なり、区役所などに赴いて行ういわゆる区面接はありません。
<大田区>
・面接カード
面接会場で直接記入します。
・面接の内容
個別面接と集団討論があります。雰囲気はとても和やかです。集団討論と個別面接は2日に分けて行われます。
・大田区を第一志望と書けばまず大丈夫といううわさもあります。
<台東区>
8人くらいの部課長さんがずらりと並んで1:8みたいな感じで面接。
でも厳しいことはあまりしないようです。
台東区は志望者がだいたい観光行政をしたいというので、面接側も、ハイキタ!みたいな
感じて受けてくれますのであまり奇抜な事を言わなければ無難にあたりさわりなくでOK。
また、ホームレスが多いので保護関係の話をする方も多いようです。
・台東区を第一志望と書けばまず大丈夫といううわさもあります。
<葛飾区>
・面接カード
職員としてやってみたいことや自分自身の趣味などについて記入します。記入量は他の区に比べやや多いと思います。
・面接の内容
個別面接に加えて集団討論、プレゼンテーションも課され、とても盛りだくさんな面接です。個別面接とプレゼンテーションは合わせて30分程度です。
<北区>
・面接カード
自己PRや、職員としてやってみたい仕事などの事項を記入します。標準的な記入量です。
・面接の内容
個別面接のみで、時間は15分から20分程度です。質問内容は、やりたい仕事や自分自身についてなど、基本的な事項が多いです。
<江東区>
・面接カード
自己PRなどの基本的な事項に加え、職員として働く上での抱負などを記入する欄もあります。記入量は標準的です。
・面接の内容
個別面接と集団討論があります。面接できかれる内容は特に変わったものはなく、志望動機や自分自身のことに関して質問されることが多いようです。
<杉並区>
・面接カード
志望動機や自己PRなどの基本的な内容を記入します。記入量は標準的です。
・面接の内容
杉並区は個別面接に加え、プレゼンテーション、集団面接があります。
<墨田区>
・面接カード
自己PRなど自分自身のことに加え、志望動機などを書く欄もありますが、量はそれほど多くはありません。
・面接の内容
個別面接形式で、難しい質問はなく、自分自身のことややりたい仕事を中心に質問されます。とても和やかな雰囲気の面接です。
<千代田区>
・面接カード
自分自身の長所や短所、志望動機などを記入します。記入量はかなり多めです。
・面接の内容
個別面接。時間は30分くらい。他の区に比べ少し厳しめの面接になることが多いです。
<豊島区>
・面接カード
記入量はそれほど多いというわけではないですが、記入する事項が他の区に比べやや多いです。
・面接の内容
個別面接と集団面接があります。集団面接は面接と言うよりも談話に近い雰囲気で行われます。
<中野区>
・面接カード
自分自身のことに加え、区でやりたい仕事もしっかりと書く面接カードです。
・面接の内容
30分くらいの個別面接。仕事や自分自身のことなど、基本的な事項についてきかれます。とても和やかな面接です。
<練馬区>
・面接カード
簡潔なものです。記入量は他の区に比べ少なめです。
・面接の内容
雰囲気は、圧迫というわけではありませんが厳しめのことを言われることもあります。練馬区でやりたいこと、周囲の人からみた人柄などについて深堀りされます。
ちなみに区面接は、「その人自身の人柄がその区に合っているか」という点が重要視されているような印象です。なので、面接自体も難しい質問をされるというより、その人がどういった人物なのかを知るための質問が和やかな雰囲気でされるケースが多いようです。
ただ、その区に行きたい!という気持ちをしっかり伝えられるように、実際に区を歩いたり政策を調べたりといった努力は怠らないようにしましょう
来年受験の方は区面接までまだ道のりは長いですが、参考にしていただけたらと思います。
他の区に関する情報は、また後日アップします