前回に引き続いて、特別区の面接試験対策について書いていきますニコニコ











―面接について―


 面接対策はどうしても後回し・・・今はとりあえず筆記が・・・という方がほとんどではないでしょうか。しかし面接を侮ってはいけません。公務員試験はあくまで就職試験なので、筆記試験がいくつ通ってもその次の面接で合格しなければ意味がありません。特に特別区は面接次第で筆記の点数がひっくり返ってしまうなんてことはよくあるんです。





 たいていの場合、筆記試験の合格発表があると数週間後には面接試験があります。多くの人が合格発表の後に面接対策をすると思うのですが、もっと早めに行っておけばライバルに差をつけることができます。特に年明けの筆記試験直前期は面接の対策をやる暇がほとんどないと思うので、今の時期に少しずつ始めておくと後がラクになりますよ音譜




筆記の勉強の合間に気分転換で行うのも良いのではないでしょうか。






―特別区の面接試験の仕組み―





 特別区の面接試験は2回あります。6月下旬に筆記試験の合格発表が行われ、その後通知で特別区人事院の指定する日に従い2回面接を行います。この2回の面接は7月の上旬から下旬にかけて指定され、変更はできません


面接は都庁の面接試験のように1回ごとに人数をしぼるのではなく、2回分の総合点+筆記の点数で合否が決まるので注意してください。





 この2回の面接試験を経て8月上旬に最終合格発表があります。「最終合格発表」とあるのでこれで全てが終わり!と思う方もいるかもしれませんが、まだこの時点ではまだ「内定」ではありません。


この後、筆記試験出願の際に提出する志望区の届出に従って、区ごとの面接を受けることになります。これがいわゆる区面接と呼ばれるものです。この区面接の合格が出て初めて「内定」となります(ただ、この1回目の区面接で残念ながら不合格となってもそれで終わりではなく、名簿がもう一度人事院に戻され、また別の区から区面接の提示が出されるというシステムになっています)。ですので、特別区の内定までには最低3回の面接を受けることになります。この数を見れば、面接も軽視できないな・・・と感じて頂けるかと思います。








―面接カード―


 面接の際に無視できないのが面接カードです。面接中の質問の多くはこの面接カードに従い出されるからです。特別区の面接カードは基本的な内容を書く項目が多いので、他の試験の面接対策としても十分に役立つと思います!




 1回目の面接カードは筆記試験の合格通知と共に郵送され、2回目の面接カードは1回目の面接試験会場で直接渡されます。2回目の面接カードは1回目よりも書く項目は増えるので、早め早めの準備が必要です。そして書いてもらったら必ず誰かに見てもらうことです。予備校の先生など公務員の面接カードの書き方を熟知している方に見てもらうのがベストだと思います。そうでなくとも、自分が書いてそのままのものを面接会場に持っていくのだけは避けましょう。


 ちなみに区面接で使用される面接カードは区によって全く違います。人事院の面接カード以上にがっつり書くものもあれば、履歴書のように経歴だけを書くものなど本当に様々です。それぞれの区に合わせた面接カードを作成しましょう!






 




 面接試験の概要について何となくわかっていただけたでしょうか?ひらめき電球


 来年受験の方は、今の時期に自己PRや学生時代に力を入れたことなどをノートに整理して、実際に口に出して言う練習をしてみるだけでもだいぶ違うと思います!


 筆記の勉強に疲れたら是非やってみてくださいね。