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「公務員の大量離職!若い人がアッサリと辞める」


とっても個人的見解を先に述べると、

公務員試験が多様化したことにより、従来の辛い受験勉強を経ずに公務員になった人が一定数増えて、公務員と民間の属性の壁?が薄くなったから若手の離職率が民間に少し寄ってきた!

という1面があると思う。


【公務員の志望者数減少】

民間企業のインターンシップが始まってから公務員の志望者数は目に見えて落ちてきた。

加えて、コロナ禍の対応をした歳の公務員は仕事が想定外の事ばかりで大変だった!

ということの影響もまだあるだろう。

そう、その時のSNSで繰り広げられてきた公務員ブラック発言や、国家公務員の身内ディスりなどネガティブな発信は拡がりやすい。

人の不幸は蜜の味…


【3人に1人は最初の就職先を辞めてる事実】

そもそも新卒の離職率(最初に就職した会社を3年以内に辞める率の事)は、

厚労省発表で32%


この32%は毎年大きく上下するものでは無く、

実は過去30年間に渡り、大体32%である。


これ自体、何かの広報活動か?って気もするが、3人に1人は辞めてるのである。

大企業においても3割までは辞めないものの25%程度は辞めている。


これに比べて、公務員の離職率は低いでしょ?

だって公務員には

○○があり

○○だし

○○もあるし

○○が当たり前だからだよ!

ね?公務員はいいでしょ?という論理だった。

このあたり詳しくはまたの機会にするとして、


【公務員の離職に躊躇いが無くなる?】

公務員も去年は過去最大レベルに辞めてるという話をネットだけでなくリアルにも聞く。


なんで辞めるのか?

【勤め先を辞めたくなる理由】

そこに民間企業も公務員も大差は無いと個人的には考える。

厚労省が5年に1度程度実施している若者雇用実態調査で見ると、

だいたいTOP5に来る退職理由は以下のもの。


1:労働時間・休日・休暇が酷い

つまりブラック

2:人間関係・コミュニケーション

つまり上司やまわりとの関わり方

具体的にはパワハラ、モラハラ、セクハラ

おつき合いがダルい、環境に馴染めない

3:賃金が仕事に見合わない

ギャラが安いから無理

4:やってみて仕事(勤め先)が自分に合わない

所謂、雇用のミスマッチ

5:ノルマや責任が重すぎる

民間企業ならノルマ

公務員なら責任や期限の厳守


3と5はリンクするからどちらも○付けていると推測する。

家庭の事情や健康を害してと言うのは割合では低くなる。勿論、複数回答からの統計なので、

結果として健康を害してに○をつける方も居たのだろう。


公務員も若手中堅をボリュームゾーンに辞める人が多かった。

民間企業に転職すると言った方が多いとニュースにはある。


【公務員の愚痴】

若手公務員の不平不満は

給料が安い

仕事してる人としてない人で貰いが変わらない

周りの目がキツイ

などは、実際に私も飲み会の席で愚痴られる🍻


コロナ禍過ぎて民間企業でも儲かってるところは鼻息荒いので、そっちに行きたくなるのも、わからなくはない。

仕事が出来る人、とりわけITスキルが高い人、DXに明るい人は、公務員のDX化にもどかしさを感じ、なら独立して自分でもっとやってみたいとなるのも頷ける。


一方で、頑なに公務員の恩恵を受けながらコツコツやっていこうという堅実的な生き方もごもっとも。


こればかりは人それぞれである。




公務員も民間企業も働く人が生き甲斐をもって生活出来る環境を与えられるのではなく、そこにもきちんと声を上げて政治に任せ切りでは無く参加していくことが自分たちの暮らしを守ることになる。