*人質になった人たちの「自己責任」
福田官房長官が人質達を批判したと言う記事を読んだ。
長官曰く、
「自己責任とは自分の行動が社会や周囲の人にどのような影響があるかをおもんぱかることで、
NGOや戦争報道の役割、意義という議論以前の常識にあたることだ」

これはどう考えても「自己責任」について述べているようには思えないのだが・・・。
「他人への迷惑」について述べているのかな?
これを読み解くとこうなる。
「お前達が捕まったせいで政権がひっくり返るとこだったんだぞ。
日本の民間人がイラクで殺されたらそうなることくらい常識だろ!
NGOとか何とかいう前に俺たちに迷惑を掛けないようにしてくれよ。」

更にこんなことも言ったそうだ。
「自ら危険な場所へ行って信ずることをやりたいという人を政府が強制的に止めることはできない。
しかし、多くの人に迷惑をかけるのに、十分な注意も払わずに自分の主義や信念を通そうとする人に、
それを勧めたり称賛すべきだろうか」

人質の家族達が「自衛隊撤退」と叫んだだけで右往左往するような弱体な政府だから
こんなコメントが出てくるのではないか。
国内できちんと議論して国民の大多数が「自衛隊派兵」に納得した上で派兵しているのなら、
人質の家族達が「自衛隊撤退」と叫んでもそれほどおろおろすることはなかった筈。
もちろん救出活動は行われるだろうが、
「何があろうと自衛隊は撤退しない」という政府の方針を大多数の国民は支持すると思う。
民間人や自衛隊員が人質にとられたり殺されたりすることはリスクとして織り込んでないのだろうか?
国内の議論が割れている状態で派兵に踏み切った場合、
こんな事件が起こればすぐに世論の圧力が強まるのは当たり前。


*友人の父親が死去
早朝友人の父親が死去したとの連絡をうけ、今日お通夜に行ってきた。
安らかな死に顔だったのがせめてもの救い。
短気な人でよく文句を言われたが、もう怒られることもないのかと思うとちょっと泣けてきた。


*岡山大学学友会
はてなダイアリーの中に坂本守信氏の名前を発見した。
まさかこんなところで「連続シンポジウム」に出会えるとは・・・。
懐かしくて思わず読みふけってしまった。
http://d.hatena.ne.jp/noharra/20040421