こんぺいとう | The sign of
こんぺいとうを作っているところを見たことがあるが、
人の成長するようすに似ていると思ったものだ。

作り方を大まかに言うと、
斜めに据えた釜に、芯になる芥子粒を入れ、砂糖液をかけながら、釜を回し、熱する。
すると、釜に接した部分が固まって小さな角になり、そこは他の部分よりも釜に接しやすくなるので、転がって、また固まることを繰り返す、それを何日も続けると、角が大きく成長し、こんぺいとうの形になるというもの。

何度も砂糖液をかけながら回して熱することで、何層にもコーティングされてできあがる金平糖は、
何日も火にかけられているので、何年も保つといい、
型に入れて固めただけのものとは別物となる。

人も、偶然にしろ、必然にしろ、何か(誰か)に接して影響を受けることをくり返し、時間をかけて成長する。
明治維新以降、文明化を急ぎ、現在でも速成を望むことが多いが、
成長に時間をかけ、よいものと接していくことが、必要だろう。

後漢の光武帝のときに伏波将軍であった馬援の故事から生まれた「大器晩成」という言葉からも、それがわかると思う。


余談ながら、馬援の故事から生まれた言葉は、他にも「矍鑠(かくしゃく)としている」など数多い。