あらすじ


油絵画家の井口は

オランダ富豪に見せた

自作の一枚の絵を気に入られる。

ある1人の女性の後ろ姿の絵。

鮮やかなオレンジの洋服を着て

顔は見えないが厳かな美しさを

纒ったその絵。

しかし、富豪ロディックは

この絵とそっくりな絵画を

アメリカで見たと主張し‥

井口は自身の絵を誰かが

盗作したと考え盗作犯を探し始める。

自分のアトリエに

忍び込めるとしたらあの日だけ。

2年前に井口家で行われた

芸術家達の集まりの日。

その日、

偶アトリエの鍵をかけ忘れたのだ。

その集まりに来ていた

容疑者リストは9人。

井口は友人の大月、

元泥棒の蓮野と共に調査を進めるが

容疑者リストにある人物達が

次々と戯曲『サロメ』の

登場人物の衣装に身を包み殺され始め‥

この連続殺人は盗作犯と

どのような関わりがあるのか


サロメの断頭台

夕木春央



サイン本目がハート


ランドセル桜ランドセル