あらすじ


『変な家』刊行から2年‥

筆者のもとに送られてくる、

家に関する様々な情報。


行先のない廊下。

決して、

住みにくいわけではない

平屋建ての一軒家。

だけど

どこにも行けない廊下がある。

これがなければ

もっと部屋を広くすることが

出来たはずなのに‥

(資料、行先のない廊下)


日当たりのない北側に

水回りが集中している家。

リビングには扉もなく、

玄関から丸見えになる。

臭気が蔓延しとて

も住みやすそうには思えない。

(資料、闇をはぐくむ家)


長野県の山間部に

築26年の家を購入。

自然豊かで趣味の

ウォーキングとカメラを

楽しめる理想の場所。

しかし、

何となく調べた

いわくつきスポットを見ていると、

印の付いていた場所は

まさにこの家だった

(資料、そこにあった事故物件)


小さい頃、

自宅で一度だけ

迷い込んだ部屋があった。。

その部屋の中に小さい木箱があって、

中を見ると凄く怖いものが入っていた。

それから、

その部屋に入れた事はない。

その奇妙な記憶が朧気に残り、

大人になった今、

あれは隠し部屋だったのでは

ないかと思い‥

(一度だけ現れた部屋)


全部で11軒。

全て違う、間取り。

環境、境遇。

それぞれ無関係に見えるようで

そうではない。

小さなつながり。

それをつなぎ合わせた時、

事実が明らかになる



変な家2

11の間取り

雨穴


門松絵馬門松