日本の海苔の生産地ってどこにあるの? | koumi-noriのブログ

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兵庫県佐用町で海苔を製造している「光海株式会社」です。
海苔にまつわる情報を発信中です。

いつも食卓に並んでいる身近な食べ物の海苔ってどこで作られているものなのか知っていますか?

今回は海苔の生産地についてまとめてみました。

海苔養殖に適した条件

海苔の生産地についてみていく前に・・・

まず、海苔養殖に適した条件を知っていますか?

条件は3つあり、

・遠浅な海であること

・潮の流れで水の交換が適度に行われること

・海苔の成長に必要な栄養塩が川から流れ込むこと

の3つの条件を満たしている場所が海苔養殖に適しています!

海苔の生産が盛んな5つの地域

有明海

数ある産地の中でも一番海苔の生産が盛んなのがこの地域になります!

有明海に面しているのは福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県の4県で、この4県で国内の海苔生産量の4割近くが生産されています。

この中でも福岡県と佐賀県での生産量がとても多く、全国上位3県に入るほどです!

有明海は干潮の差が激しく流入する河川の多い海になっています。

瀬戸内海

有明海に次ぐ生産量なのが瀬戸内海になります!

近畿、四国、中国の1府8県が瀬戸内海に面しており国内の海苔生産量の3割近くを占めています。

その中でも兵庫県が産地として有名で、兵庫県の生産量だけで全国上位3県に入るほどです!

瀬戸内海では水深の深い場所で速い潮流の中で生産がおこなわれています。

伊勢湾

伊勢湾に面しているのは愛知県と三重県で、愛知県の海苔養殖の歴史は古く江戸時代末期ごろから行われてきました。

それに対して三重県は明治時代の始めと歴史に差がある生産地です。

三重県の南部では青のりの生産も行われています。

木曽三川と呼ばれる揖斐川、長良川、木曽川から流れ込む栄養塩が豊富な環境となっています。

東京湾

海苔養殖の歴史は古く江戸時代から生産されていましたが、居住区の確保やごみ処理場の建設をするための埋め立てなどの影響もあり

東京都、神奈川県での生産の大部分を失っています。

しかし現在では千葉県が主力漁場として生産を行っており、固定ファンの多い産地となっています!

東京都で盛んだったころの景観の再現や技術の継承を目的とした養殖を行っている団体もあります。

東京湾は栄養塩が豊富で、海水中の窒素量も多いといわれています。

松島、石巻湾

海苔の生産を行っている最北地が宮城県になり、宮城県は現在の東北での唯一の海苔生産地となっています。

松島湾で生産された海苔のブランド力が高く、様々なメーカーからの人気が高い海苔になっています。

また、海水温が低いため全国で一番最初に新海苔が取れる場所でもあります!

松島にある大曲浜で生産された海苔は6年連続で皇室への献上品となっていたことから、

大曲浜は『皇室献上の浜』という呼び名がつけられています。

まとめ

海苔の産地は全国で大きく分けて5か所あります。

普段から食べている海苔はいったいどこでとれた海苔か気になった方は確認してみてはいかがでしょうか?

それぞれの産地ごとで味や食感の違いもあるので自分の好みの海苔を探してみるのもいいかもしれませんね!

ちなみにうちの会社で人気商品の旨しお海苔は有明海産の海苔を使用しています。

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