季節外れの暖かさが来る前、白鳥達は野生のアンテナで自然の理を察知していた。
空に響く声、飛来の喜びが北帰回の切なさに変わる季節、どうか無事に故郷へ。
13日、はち君の通院日。
いつも無理やり付き添う小梅もこの日は耳と肛門腺を診てもらった。
ビビリだけど診察中は大人しかったのよ 若い頃は。
それが今は鳴くし逃げるし‥7年の歳月を掛けて固まってた自我が目覚めた?
『僕ちゃんはいつも良い子で受診です~その前に散歩で~す♫』
『かくれんぼでもする?』×『それどころじゃないよ~逃げなきゃ~U;Å;U』
正直言うね、もう、はち君さえ撮れてればOK!
2週間続けた免疫抑制剤(のひとつ)、副作用は5日目からの軟便。
ふらつきや食欲不振は見て取れなかったけれど、検査では血液の状態が病気が
分かった頃に逆戻りの数値を示していた。
ざっくり言うと、はち君には合わなかったと言うことで中止した。
体の負担を少しでも減らしてあげたかったのだけど、下がるなら意味がない。
免疫抑制剤にもいくつか種類があるけど価格も様々。
加齢と他の病気も抱えていて、これが免疫の病気と間逆の治療になってしまう複雑さ。
『今日はお天気がイマイチでテンション下がる~』×15日のおつかい。
『給油ですか?今、そっちに行きます!』×こっちから行きます!
何が大事?って考えると食べて寝て散歩する、犬らしい暮らし。
猫には猫らしい暮らし、わたし達夫婦には犬と猫のいる暮らし。
この先、何をして何をやらないか境界線は曖昧だけど、
それぞれの生活の質を保つことと、そのための模索は続けていきたい。