一緒に喜び祝う | 手話通訳者のブログ

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ブログ記事「おばあちゃん」に、ちーこさんからコメントをいただいた。ありがとうございます。



こんにちは!遅くなりましたが今年もよろしくお願いいたします😊

厚子さん良かったです
大事な妹さんの結婚式に一緒に参加出来て
そこに座ってるだけの参加でなく、司会者の話、誰が何を伝え、そして妹さんの友人達の祝辞など一緒に喜び祝う事が出来る

おばあさまもきっと心配されてたんでしょうね、祝いの席で厚子さんが悲しそうな顔をするのを見るのが
通訳者がたいしさんで本当に良かった‼️
ごはんも残すより食べた方が良いですよ!規則を守るのも大事ですが、祝いの場をしらけさせるのはもっと失礼ですからね☺️




>こんにちは!遅くなりましたが今年もよろしくお願いいたします😊
今年もよろしくお願いします!


>厚子さん良かったです
>大事な妹さんの結婚式に一緒に参加出来て
>そこに座ってるだけの参加でなく、司会者の話、誰が何を伝え、そして妹さんの友人達の祝辞など一緒に喜び祝う事が出来る


実は、重大な勘違いをしている通訳者がいるのです。
「何を伝えるか」を通訳者が勝手に決めて、それ以外は伝えない。
例えば結婚式なら、司会者の話、司会者から指名されて行う挨拶だけを通訳する。
こんな通訳なら、いない方が良いと思います。

同様に、保護者会の通訳で学校に行った通訳者。
通訳した内容は先生の話と、ろうママが手話で話した内容を先生に伝えた。ただ、それだけ。
こんな通訳なら、いない方がいい。
スマホで無料ソフトを使って先生の言葉を文字化すればいいし、ろうママが先生に伝えたいことは筆談でも、スマホアプリでも、手段はいろいろあります。

結婚式なら、面白いヤジが飛ぶこともあります。それを受けて、会場にいる人たちがドッと笑う。
ヤジをタイムリーに通訳して、みんなとほぼ同時に相手のろう者が笑ったら、そこに、通訳者がいる意味があります。

学校の保護者会ならば、廊下にいるママさんたちの噂話も、伝える。
聴者なら普通に聞こえる情報なのだから、ろう者にも知る権利がある。
相手のろう者が知りたいことは何か。伝えるべき情報は何か。伝えるべき情報は人の言葉だけじゃない。
救急車の音がしてみんなが一斉に外を見たら。みんなの反応を見てろう者が通訳者に「何かあったのですか?」と尋ねて、そこでやっと伝えているようでは、通訳者として半人前です。


>おばあさまもきっと心配されてたんでしょうね、祝いの席で厚子さんが悲しそうな顔をするのを見るのが

その通りだと思います。
通訳者が大切にしなければならないのは、相手のろう者との関係性です。
通訳者に遠慮してしまうようでは、必要な情報は得られない。あっちゃん(厚子さん)はとても楽しそうで、会場の一角を指さして、「盛り上がってるけど・・・」

あのテーブルは、同僚たちです。
新郎新婦両方のことを、職場でずっと見ているから、職場の人しかわらかない特別な話題を出しているみたい。
新郎新婦が焦って「その話はやめて」と言ってます。


>ごはんも残すより食べた方が良いですよ!規則を守るのも大事ですが、祝いの場をしらけさせるのはもっと失礼ですからね☺️

その通りだと思います。
規則よりも大切なものがあります。料理をいただくことを丁寧に断ったとしても、ちょっと空気を悪くしてしまうと思います。
派遣者は現場を見ていない。その場所にいる通訳者が、どうすべきかを真剣に考えて、責任を取らされることも覚悟の上で、最善の選択をする。
派遣者を恐れ、自分に責任がかかることを恐れ、最も大切なことを見失うようでは、通訳者失格です。