差別 | 手話通訳者のブログ

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ブログ記事「ほじょ犬マーク」に、mikanさんからコメントをただいた。ありがとうございます。



たいし様

よく、日本盲導犬協会の募金箱(犬の形の)を見かけますが、私は1度も募金した事がありません。それは、日本盲導犬協会に差別された恨みがあるからです。

新卒で就職を考えた時、盲導犬の訓練士が志望でしたが、日本盲導犬協会は女性は採用しないとの事でした。

東京盲導犬協会は定員か男性2名、女性2名で住み込み、欠員が出た時しか募集しない。だから、男性も女性も結婚したら辞めなくてはならない。その上、女性2名は交代で食事作りなどの家事をやらねばならない男性と女性の扱いにこんな差別があったんです。

補助犬の訓練士だから、身体障害者は無理でしょう。知的障害者も軽度ならなんとか?でも、採らないでしょう。

例えば、聴導犬協会は精神障害者を雇用しません。

つまり障害者は採らないって事ですね。軽度の知的障害者、軽度の精神障害者ならできると思いますが。

また、手話通訳も心身共に健康な人となっていますね。

採用するしないを障害がある事で決める。書類審査や面接もせずに不採用とするのはなぜでしょう?
このような社会には差別が罷り通っているのでしょうか?




>新卒で就職を考えた時、盲導犬の訓練士が志望でしたが、日本盲導犬協会は女性は採用しないとの事でした。

盲導犬協会に限らず、社会全体、まだまだ障害者を差別しています。
わしらの手話世界も同じです。
各市町村役場に手話通訳者を「設置」していますが、個人的には、手話通訳者を採用するより、聴こえない人を採用する方が先であり、重要だと思っています。
各役場で、日常の業務の中で手話でのコミュニケーションが当たり前になれば、大きな前進になると思います。
翻って、手話通訳者「設置」に関して言えば、
「手話通訳者を採用したから、それでよし」
としている役場が多いのです。
せっかくの制度が、活かされていない。


>また、手話通訳も心身共に健康な人となっていますね。

その通りです。
差別を解消するために存在する手話通訳なのに、「心身共に健康な人」でなければならないと言う。
本末転倒です。


>採用するしないを障害がある事で決める。書類審査や面接もせずに不採用とするのはなぜでしょう?
>このような社会には差別が罷り通っているのでしょうか?


差別そのものです。
だから、mikanさんの活動はとても大切だと思います。