ろうあ者の世界だけが無菌状態で、独立してあるわけではなく、その意味から言えば、被害者や被疑者が生まれても当然と言えよう。
手話知らんですんません P.100
当然である。
有資格者の皆さんは、この「当然」を、しっかり認識して、熟考してもらいたい。
もっと言えば、
手話通訳者の世界だけが無菌状態で、独立してあるわけではなく、その意味から言えば、被害者や被疑者が生まれても当然と言えよう。
ということだ。
この「手話通訳者のブログ」では、よく、「手話通訳者研修は全廃すべき」と主張している。
なぜか。
有資格者が集まって勉強する場が、守秘義務違反の温床になっているからだ。
有資格者の中に、とんでもない勘違いがある。
「ここにいるのは有資格の手話通訳者ばかりです。だから、守秘義務について理解している人ばかりです。この場では、ろう者のプライベートなことを話題にしても問題ありません」
有資格者の皆さん、しっかり考えてもらいたい。
手話通訳者の守秘義務とは、守るべき秘密は墓場まで持って行くことだ。
有資格者が相手だろうと、家族や親友が相手だろうと、秘密を漏らしてはいけない。