田端信太郎氏、差別的ツイートで取締役解任。こりない炎上発言録 | 手話通訳者のブログ

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9/11(土) 8:46配信bizSPA!フレッシュ
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8372673b285c0314ab0975e2f978c00a0ff68e1?page=1

上記からの抜粋

 YouTuberやインフルエンサーの炎上事件が相次いでいる。ホームレスや生活保護受給者への差別的発言で大問題になったメンタリスト DaiGoのみならず、常に誰かが炎上している様相だ。

 あとを絶たない不適切発言は、2021年9月4日のTwitterでも繰り広げられた。発端となったのは、リクルートやLINE、スタートトゥデイ(現ZOZO)などの大手企業を渡り歩き、現在はオンラインサロン「田端大学」の塾長(代表)を務める、インフルエンサーの田端信太郎氏。

 今年にはいって『部下を育ててはいけない』(SB新書)、『これからの会社員の課題図書』(SBクリエイティブ)といった若手ビジネスマン向けの著書も出版した田端氏だが、今回に限らず、実は過去にも問題発言を連発した人物だった。

 今回問題視されているのは、2021年9月4日の田端氏のツイート。ベンチャーキャピタルの女性社員に関し、「あんなのがいるから、女はすぐに、●●が●●ってダメなんだ!と言われかねない格好の材料」(※一部、編集部にて伏字。以下同文)などと投稿した。

 当時、田端氏はキャンピングカーのシェアリング事業などを展開するCarstay株式会社の取締役兼最高マーケティング責任者だったが、この発言がすぐさまネットで問題となり、9月6日に役員報酬を3か月間30%返上すると申し出た。

 しかし、田端氏の投稿を「精神疾患を患う方々の尊厳を傷つけ、差別を助長する恐れがある不適切な発言」として重く受け止めた会社側は翌日、臨時株主総会を開き、田端氏を解任した。田端氏は「ご病気の方を、攻撃したことについては不適切でした。謹んでお詫びします」と謝罪している。

遺族感情を逆なで「過労死は自己責任」発言
 今回のCarstayの件を受けて、SNSでは「ああいう発言をする人なのは明らかなのに、雇うこと自体がおかしい」「いまだに役員に据えたがる企業が絶えないのが謎」などの投稿が相次いだ。

 実は、2018年にも田端氏は過労による自死事件に対し、「自殺だから一義的に自己責任なのは当たり前」といったツイートをおこない、遺族の感情を逆なでする内容が波紋を呼んでいたのだ。

 過労死問題に携わる弁護士が「過労死の問題を全く理解していただけていないのは、残念なこと」と言及したほか、リプライにも多くの批判が殺到。労働組合からも謝罪を求められる事態となった。しかしながら、田端氏が謝罪したというような発表は、いまだにない。

庶民を見下す発言で「ZOZO退会祭」
(※画像は一部加工)

 過労死に関する不適切発言のあった同じ年の2018年。田端氏は2016年の納税額などを集計した記事を引用。「誰か、高額納税者党を作ってほしい。少数派を多数派が弾圧する衆愚主義じゃないか」と発言し、波紋を広げた。

 当時スタートトゥデイのコミュニケーションデザイン室長だった田端氏の庶民を見下すような発言に、世間が反発。

 運営する「ZOZO TOWN」に対して、「ZOZOTOWNは高額納税者用のサービスとして頑張って下さい」「ヘイトスピーカーの起用に強く抗議し退会します」「庶民をバカにする人がいるならもう使わない」などの意見が散見される事態となった。

 さらに「ZOZO TOWN」を退会する人が続出し、この一連の騒動は「退会祭」とも呼ばれている。こちらの投稿もいまだに削除や謝罪は行われていない。



頑張っている主婦に対する心ない投稿

 2019年には、NHKが放送したニュースについてツイートしている。このニュースでは夫婦間の家事・育児分担調査の結果、「平日で妻が1日平均4時間23分家事を負担しており、夫の7倍にあたる」といったもの。

 田端氏のツイートは「分担どうこうの前に、時間かけすぎじゃない? 内訳が知りたい」「12歳未満の子供のいる女性の家事が平日1日8時間って何やってるの? 素朴に疑問。キャラ弁でも作ってるの?」といった内容で、主婦層を中心に炎上。

 子供の弁当の用意は3分でできるとし、「サトウのごはんをレンジでチン(2分)して、弁当箱に詰めて、フリカケかけて、自然解凍の冷凍食品(鳥つくね/ほうれん草のおひたし等)を詰めるだけなら、子どもの弁当は、3分で出来るって」などと投稿。ツイッターユーザーからは「それで作った気になってるから驚きますね…」などと悲しむ声も相次いだが、こちらの投稿もいまだに削除や謝罪は行われていない。

炎上を「マーケティング」とうそぶいて再加熱

 2020年には、ある温泉旅館について「田端大学」公式メディア「BIG WAVE」の運営者であり、自称「Webメディアのプロ助っ人」の、よりかねけいいち氏の投稿が火種となり、炎上した。

 よりかね氏は、温泉旅館で提供された料理の写真をアップし、「量が多くて到底食べられない。廃棄前提」などと発言。しかし、「取り皿やメニュー分のスペース、小鉢の量を見ると、食べきれない量とは思いません」といった意見が相次いだ。

 すると田端氏は、「田端大学で請け負った●●温泉の炎上マーケティングだよ」などと、無関係の温泉旅館がまるでステマをおこなっているかのようなツイートをおこない、田端氏とともに、無関係の温泉旅館まで炎上してしまった。

 取材を受けた温泉旅館が無関係であることを明言するなど、大騒動となったが、この騒動を受けて田端氏は「オマイラは 嘘を嘘と見抜ける人じゃないと、Twitterやっちゃダメなんだぞ!」と、開き直りともとれる発言をしている。

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 田端氏の輝かしい活動を目にし、リスペクトする若者も多いようだ。しかしながら、以前から、たびたび問題発言と炎上を繰り返しているのも事実。過去に問題視されたツイート内容や問題点、世間の賛否や評判についても振り返りながら、業績・人間性について冷静に判断していく必要があるだろう。

<TEXT/bizSPA!取材班>