子どもへのまなざし　1

子育てのバイブル本『子どもへのまなざし』の言葉を紹介します

育児で迷った時、是非、手に取ってみて欲しい本です

よくあるハウツー本ではなく、文字通り「子どもへのまなざし」

そして、子育てする人への温かいまなざしに溢れていて…

「ああ、大切なのは、子どもに対するこういうまなざしだ！

それさえあれば、大丈夫！」　と気付かせてくれます

『子どもへのまなざし』

児童精神科医　佐々木正美

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私は若いころ、カナダの大学病院で子どもの精神医学の訓練を受けたのですが、これはいい訓練を受けたと自分で思っていることがあるのです。

ひとりの子どもと親がきたとしますね。そうすると、たとえば、私が子どもの係をすると、もうひとりの同僚の若い医師が親の係をするのです。それからスーパーバイザーがいるのです、上級の医師がいるのです。そして私は子どもの係ですから、子どもの幸せばかりを考えるのです。もうひとりの医者は、子どものことなんかそっちのけで、親の幸せだけを考えるのです。そして議論するのです、そこで上級の医師が裁断するというわけです。

　そしてある日、立場を変えるのです。こんどは、私が親の幸せだけを考える。もうひとりの医者は子どものことだけを考える。ようするに、ふたりの医者が親の幸せ、子どもの幸せの両方を徹底して考えるのです。そうやってさんざん訓練をうけた医者がはじめて、両方の幸せを考えることができるというわけです。

親の幸せをないがしろにして子どもの幸せは考えられないのです。

　もっと考えますと、はじめは、子どもには手をつけなくていいのです。親の幸せだけを考えるところから入っていくのです。逆から入っていっても、なかなかうまくいきません。（P287～）

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こうめのいえも、このようなスタンスで

子育てを支援する施設でありたいと思っています！

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