俳句を作ったことはある?

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今朝は扇風機もエアコンも使いませんでした。
 
そのはずです。
 
最低気温が21℃でしたからね。
 
日中はまだまだ暑いですが、朝晩はこうして一歩一歩秋に近づいている。
 
もう少しの辛抱だわ。
 
 
 
 
 
 
 
さて、俳句を作ったことですが、真剣にではなく、ふざけて作ったことはあります。      
 
 
        名月や爪研ぐ妻の片えくぼ
 
 
 
 
 
 
これは私が、エメリーボードで爪を整えていた時、夫が
 
「あっ、奥さんが爪を研いでいる!」
 
と言ったのがヒントになりました。
 
 
 
 
「爪を研ぐ」に大笑いしましたが、そのまま『大笑い』では詩情がない。
 
『薄笑い』では、いかにも性格が悪そう。
 
などと、あれこれ考えて、それよりは『片えくぼ』が無難かなと。
 
 
 
 
 
泉鏡花のちょっと怖い俳句に、こんなのがあります。
 
 
       稲妻や道聞く女の足袋はだし
 
 
 
いや、ちょっとどころじゃないですね。
 
ものすごく怖い。
 
たぶん寂しい道で、稲光の中、女の人に道を聞かれた。
 
その女性は下駄も草履も履いていない。
 
これはきっと物の怪としか思えない・・・
 
 
 
 
月明かりの下で爪を研ぐというイメージが、それと重なったんですが、とんでもなく恐れ多いことでございます。