3
先輩たちと対等に試合をすることは難しかった。
自信はすぐに消滅。
力の差を見せつけられた。
練習終了後、自分は自転車を漕いで帰る。
友達もいたが、ちょっと自信喪失の自分は、
仲間の輪からちょっと離れて帰る。
そんな自分に、後ろから肩を叩かれた。
ゆきこだった。
「一緒に帰ろうよ」
「・・・」
ちょっとした間があった 。
2
お互い、まだ知り合ったばかりで、というよりも
顔を見合わせた程度で、話はしない。
入部届けを出したら、ソッコーで先輩たちと試合。
女子は一度抜けて試合観戦。
ちょっとヤンキー的な先輩たちだから、
女子がいるとヒートアップする。
そんななかで自分もちょっと女子の目を気にしながらプレーする。
バスケには自信があった。
中学時代は強豪と呼ばれる学校でやっていた。
スタメンではなかったが、それなりにやれる自信はあった。
スラムダンクの人気から女子も多く、
かなりテンションが高かった。
1
とある田舎町の小さな高校が舞台。
4月のまだ寒さが残る 春。
北海道はまだ、雪景色に染まっている。
高校生になった自分は、胸をドキドキさせ、
体育館へ向かう。
田舎の体育館だから、暖房もしっかりしたものではなく、
吐く息も白い。
先輩たちは湯気を上げながらバスケの練習をする。
男子も女子も入り混じった練習は仲が良く、楽しそうだった。
そこで、ゆきこと出会い、
あるストーリーが始まった・・・
