晃吉古事記 -47ページ目

希望は失望に終わらない

前回のブログで告知をさせていただきました

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終戦祈念公演「シベリア」は無事に終了致しました。


会場にお越し下さった皆様、当日会場にこられなかったけれども応援、ご協力下さった皆様、本当にありがとうございました。


この「シベリア」は、私の祖父のシベリア強制抑留の体験内容を元に母(女優たぬき)が脚本を書き、上演致しました。

小さい頃、父親から

「お前のじいちゃんはシベリアに捕虜として捕まっていたんだよ」

と聞いた事は憶えていたのですが

”シベリア抑留”に関してほとんど知りませんでした。

祖父は私が生まれる前にはすでに亡くなっていたので会うことはできなかったのですが

数十年の時を経て今回、「シベリア」を演じたことで大切なことを教えられました。

中でも

『祖父は、シベリアの炭鉱で石炭を掘る作業をさせられていたそうです。

極寒の中、重労働をさせられ食事は一日に一回【黒パン】と呼ばれる一握りのパンと薄いお粥のようなスープだけ自由な時間はなく、日々病気や栄養失調で仲間達が亡くなっていく絶望的な状況で 炭鉱へ向かうトロッコの中だけが、唯一心が休まる時間だったそうです。

そのトロッコの中で

ドイツ人がギターを弾き、祖父がハーモニカを吹き、皆で歌を歌い互いに励まし合っていた。』

というエピソードはとても心に残りました。

今年の公演は、「希望は失望に終わらない」

というテーマを掲げて演じていました。

どんな状況であっても諦めず、前を向いて信じて歩んでいこう

そんな気持ちを込めて・・・。

そして 会場には、祖父と同じようにシベリア抑留の体験をされた方も見にきてくださり

終了後に声をかけて頂き

「 これからも語り継いで欲しい、本当にありがとう。」


と言ってくださりとてもうれしくなると同時に気持ちが引き締まる思いでした。

今年で12年目にになる平和記念公演。

母、たぬきと兄、田上陽一が12年前に始めて 6年前から私も参加しているこの公演。

毎年欠かさずにおいで下さる方もいて

「今年は泣かなかったねぇ~成長したが!」
と暖かいお言葉を頂きました。

そうです! 私は泣き虫なのです。 撮影や舞台の終了時などの節目には必ずと言っていいほど涙が出てしまうのです。

しかし 今年は、後輩も数名いた為、先輩としての威厳を保つため泣かないように頑張りました(笑)。
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毎年帰るたびに、自分達の成長をみていただいている事に感謝をしつつそんな方々のおかげで今の自分があるのだと初心に戻りました。


まだまだ未熟ではありますがこれからも続けていきたいと思います。

ありがとうございました。

晃吉