今日で3回目となります。段々と人権擁護法案の危険な部分が見えてきました。今日はもっと強烈なことを書きたいと思います。



人権擁護の組織体制はどのように整備されるのか?


特別救済手続を含む人権救済一般と人権啓発を所掌する独立行政委員会として,人権委員会を設置し,併せてその中央事務局と地方事務所を整備します。
 地方事務所は,高等裁判所単位で設ける予定ですが,地方事務所の置かれない府県等については,現在人権擁護事務を所管している地方法務局に地方事務所の事務の一部を委任する予定です。
 人権委員会を独立行政委員会として設けるのは,この機関が公権力や報道機関による人権侵害についても救済対象として取り扱うことなどから,他からの影響を排して独立して職務を行う必要があるからで,委員長・委員の選任手続,身分保障,職権行使の独立等を通じて,人権委員会には高い独立性が確保されますし,中央事務局,地方事務所はもちろん,事務委任を受ける地方法務局についても,人権委員会の指揮監督下に置かれ,法務大臣の指揮命令は及びません。



またもやややこしい書き方ですね…私の解説を入れてみます。


つまり今までの日本は立法、行政、司法という国が持つ力を三つに分立させて均衡を保つことによって、お互いけん制しあうことになります。そうするとそれぞれが権利を濫用せず、権力を行使しないようにしていました。しかし上記の内容を組み込むと、この三権の均衡などとは関係のない力を持つ新しい委員会が設けられ、昨日書いたように曖昧な部分をこの委員会が査定、決定を行うということになります。つまりは線引きをこの委員会が行うのだから委員会の都合で線引きの操作が行われます。ということは人が言葉を発しただけでも人権侵害と拡大解釈して捕まえることが出来る力を持った委員会が作られるということになります。


これでもちょっと難しくなったのでもっと砕きます。


地元で有名な悪学校が3校ありその3校とも喧嘩の強さは同じ。従ってその地域は3校の睨み合いによって逆に喧嘩が行われない緊迫はしているが穏やかな地域であった。しかし新たに悪学校が誕生し、それが今まであった悪3校よりも喧嘩の強い学校であった。その最強の学校が地域で暴れるようになり、誰も強すぎる最悪高校に歯向かえない。よって最悪高校が地元の天下を手に入れ好き勝手する地域になってしまうようなもんです。


続きは明日。