私の強みはでっっかい挫折を何度も経験していること。

私のことを浅く知る人にとって私は華やかな世界に生きている奴だって思われがち。

深い思考をめぐらさず、ひたすら光差す下で過ごしていた奴だって思われがち。


でも違う。私は人生の見えていた道筋を何度もボキッと折られてきた。

本気で死のうと悩んだ時だってあった。
今では濫用されて形骸的な言葉になってるけど引きこもりだって経験している。

私が引きこもっていたときは人が恐くて仕方なかった。

何もないみすぼらしい自分を悟られるのが恐くて人の目がない場所を探していた。
その頃私が一番嫌いな場所は駅前だった。
人が多すぎるしすれ違う人々がぽっかり穴があいて目的のない生活を送る私を馬鹿にしているように見えたから。
そして駅前の人は皆、どこかに向かうと言う目的を持って歩く姿が力強く見え、前が見えていない私にとってまぶしいくらい光って見えたから。

私がそんな自分を克服しようと外に出始めたとき、駅前を歩くと心臓がバクバクと音を立てて汗がたくさん出て恐くなった。
できるだけ人に見られまいとひたすらに下を向いて歩いた。

家に帰ると涙が出てきた。こんな自分が嫌で仕方なかった。

立ち直るためには自分と戦うことだった。恐くても駅へ向かうことだった。


駅に向かう勇気経験したことありますか?




私は今、目標がある。目標を持つことの大切さを誰よりも理解していると自負している。

目標がもてる幸せ、目標を立てる難しさ、実は一番簡単で一番難しい。

明確な目標に向かって熱くなれる人、すごく魅力的だ。


私は大学に入ってからこれを目指した。
でも進めば進むほど立ち止まらせる出来事がたくさんあることがわかった。

だから私は不可能なんてありえないという言葉を全力で信じた。

立ち止まらせる壁を壊すには諦めない気持ちだと学んだから。

これからもきっと遮る壁に何度も直面するだろう。
もしかしたらまた人の目が恐くなることもあるかもしれない。

でも私はもう大丈夫だ。
私の心に数々の挫折から一つの芯ができたから。



不可能なんてありえないという芯が…