スケジュール通り開発が進まない、
想定していたクオリティのアウトプットがでてこない、
ということは、ものづくりをしていると
必ずと言っていいほど直面する問題だと思います。

そんな時、
・工数の見積が甘かった
・仕様の認識がズレていた
など、作業フローの見直しなどに
目が行きがちですが、実はもっと
深いところに問題がある。と感じます。

それは、
本当にそのプロジェクトにに参画するべき、
適切な人のみがプロジェクトにいるか
ということです。


個人的に、ビジョナリーカンパニー2に書いて
ある「誰をバスに乗せるか」という話は、
組織をつくる上でとても重要なことだと
位置づけています。

下記、抜粋。
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偉大な企業への飛躍をもたらした経営者は、
~省略~
まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、
不適切な人をバスから降ろし、
その後にどこに向かうべきかを決めている。

要するに、こう言ったのである。
「このバスでどこに行くべきかは分らない。
しかし、分っていることもある。
適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、
不適切な人がバスから降りれば、
素晴らし
い場所に行く方法を決められるはずだ」
~省略~
第2に、適切な人たちがバスに乗っているのであれば、
動機付けの問題や管理の問題はほぼなくなる。
適切な人材ならば厳しく管理する必要はないし、
やる気を引き出す必要もない。
最高の実績を生み出そうとし、偉大なものを築き上げる動きに
加わろうとする意欲を各人が持っ
ている
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本当のその組織(プロジェクト)の成功を
願って集まったメンバーなら、
スケジュールが遅れやクオリティが満足に
上がらないことへの危機感は自然にでてくる
ものだと思います。


リーダーが徹底的な管理をしないと、
動いてくれないような組織はとても危険です。


「自分でやるっていったよね?」
みたいなコミュニケーションでは
限界があります。


リーダーこそ、本当にこのメンバー
は同じ組織にいるべき、高い志を
もっている適切な人なのかを
見極めなくてはいけません。



こういうこと言うと、
「そんな理想ばっかり言ってもしょうがないでしょ」
と思う人がいそうですが、経験上、
職種やボジションの必要人数だけを
考えて集めたメンバーでは、
絶対に良いものができません。
リリースも遅れます。
不測な事態があったときに粘れ
ないのです。

◯◯ができるエンジニアがあと◯人
必要です。という話はよくありますが、

「能力だけじゃなく、このプロジェクトに
適切な人かよく考えてね。」と言うように
しています。


適切じゃない人は、早かれ遅かれ、
去っていくことがほとんどだからです。
※たまたまそのプロジェクトに合わない。
ってことが実際は多いです。


新卒や勝負どころの運用タイトルや、
複数の新規タイトルのラインが増え
人が増えるタイミングなので、
改めて意識したいと思います。