新アカになって初のブログを書きます。
4月にサイバーエージェントに入社し、6月から子会社のアプリボットで取締役として、色々と試行錯誤しながら、ソーシャルゲームの開発を行っています。
そんな日々の中で、最近特に意識しているのは
会社ゴトを自分ゴト化する
ということです。
経営陣として当たり前のことですが、社会人の新人として人一倍気をつけるように
しています。
その具体例を備忘録としても書いておこうと思います。※新卒向けです。
■自分にどれだけのコストがかかっているかを意識する
※「常にコストを意識しろ」という内容ではありません。自分に喝をいれるための「意識」です。
当たり前ですが、毎月の給料は会社のコストとなります。一般的に言われるのは、1ヶ月で給料の倍ぐらいは1人当たりのコストとし乗っかります。月給30万なら60万ぐらい。。。
そのコスト対効果を会社へ対して還元できているのか。
を常に意識しなくてはいけないと思います。
もちろん、ソーシャルゲームなどはリリースされるまでの期間がある程度あるので、すぐには難しいとは思いますが、逆にいうとリリースするまでは、どんどんコストとして会社に乗っている事実としっかり向きあわなければいけません。
考え過ぎも思い切ったアイディアや、行動がしにくくなるので良くないと思いますが、間違いなく、自己中心的な小さな悩みや、戸惑いはこれを意識することで解消されると思っています。
※少なくとも自分の場合はそうでした。「こんなことで止まっている場合じゃない」と、切り替えることができます。
■働く量(時間)より、アウトプット(質)を意識する
これに関しては、「要領よくやる」という意味ではないです。
※経験の浅い僕などは「要領」を考え過ぎると失敗するので・・・
時々、
今週、自分は○○時間働いたから頑張った!!
という人がいます。
時々、
今週、自分の○○でこれだけ会社に貢献できた!!
という人がいます。
前者は、個人軸、後者は会社軸で自分を客観的に見ている人だと思います。
働いている量(時間)が多ければ多いほど、会社が儲かるなら、そんな楽なことはないと思います。
個人によって必要な睡眠時間は異なります。
よく、「どれだけ遅くまで仕事をしているか」という競争が発生しますが(去年は、羽○さんと斎○さんを勝手に意識していましたw)、睡眠時間が短いとパフォーマンスに影響がでるとわかっている人は絶対に参戦しない方がいいと思います。
その競争のせいで、仮にミスが発生したら、それこそ会社の損失につながり、自分ゴトでは済まなくなります。
活躍されている先輩方を見ても、自分がどのようなペースで働くことが最高のパフォーマンスを発揮できるかを熟知しているので、上記のような競争をしている人もいなければ、「何時まで仕事してるの?」といった会話も聞いたことがありません。
むしろ、「どれくらい売り上げたの?」とか、「開発はどれくらい進んでいるの?」といった会社視点の会話をよく耳にします。
「成果を評価する」
これを徹底することが重要だと思います。
■全部自分でやろうとしない
これは、研修後、アプリボットへ配属され、一番悩まされました。
FreeAppNowというアプリ紹介メディアを内定者時代に作り、配属後もその運用とセールスを中心に行っていました。
アプリボットとしては、大きな収益源となったし、ノウハウとしても多大な貢献をしたプロジェクトだったと思いますが、今振り返ってみると、もっともっと改善できたし、売上も伸ばせたと思っています。
できなかった原因は、任せられる人に任せきれなかったからだと思っています。
当時は、FreeAppNowの更新チェック、セールスの管理、スケジュールの管理、経理処理、CS対応、すべてほぼ一人でやっていました。
※もちろん、色々方々に助けてもらってのは言うまでもありませんが。。。
FreeAppNowの各タスクと採用、新卒研修などの別タスクが混在し、あの時を振り返ると、正直パツってました。
その反面、「自分ならできる」と勝手にに思っていました。
今、思い返してみて、まだまだ伸ばせたと思っているということは、つまるところ、
「自分だけじゃできなかった」
ということだと思っています。
もっとバイトの子に裁量権を与え、仕組み化を行い、戦略を考える時間を設けるべきでした。
FreeAppNowは成功の反面、「個人の自意識が会社に与えた一つの大きな損失」だと僕の中では思っています。
この反省を生かし、今のソーシャルゲームの開発では、「会社として最適解に向かうために自分ができること」を意識しています。
長々、偉そうに書かせて頂きましたが、現状の気持ちを素直に書かせて頂きました、
まだまだ、アプリボットは個人が輝くフェーズではなく、会社として輝かなくてはいけません。
社員も8月から倍に増え、採用も一段落し、最高のエンジニアとデザイナー、プランナーが集まってくれて、いよいよ今月、ソーシャルゲームの市場に参入します。
サイバーエージェントグループの中で最も早い時期からスマートフォンを張っている組織として、責任と期待を感じつつ、全力で頑張りたいと思いますので、よろしく御願いたします!!!