中学で習う国語の文法のことを国文法または学校文法といいます。

一方、現在外国人に日本語を教えるときに一般的に使われている文法を日本語文法といいます。



今回はこの学校文法と日本語文法の話です。



まずは僕と文法との関わりについて書いていきます(^^;)


僕が中学生の頃、国文法(学校文法)の存在意義を見出すことができず、まったく勉強しなかった結果、国文法が大の苦手になってしまいました。


そんな僕も晴れて大学生になり、アルバイトで数学担当として塾講師となったのですが、なぜか国語を教えるはめになりました。5年前のことです。


もうその時は冷や汗ものでした。

「え、五段活用? 四段活用とは違うの?」

正直、こんなレベルでした。古典文法には結構自信があったのですが、現代文の文法となるとからっきしダメで、多分国語が得意な中学生の方がずっとできたと思います。


こんな体たらくが国文法を中学生に教えるのは心いたたまれなく思ったので、その時はかなり勉強しました。中学の問題集を買って、問題を解きまくりました!

その甲斐もあって、今では国文法にはかなり詳しくなりました。


僕の国文法との関わりについての話は以上です。


さて、本題はここからです。


「国文法の勉強をして、文章力向上に役立ったか」と聞かれたら、その答えは、「若干はあったけど、総じてあまり役立たなかった」です。


動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の活用を覚えたり、紛らわしい語の識別ができるようになったりしても、「これができたから何だっていうんだ」という感じで、あまり役に立ちませんでした。


意義があったかなと思うのは、ら抜き言葉の識別です。例えば、「滑れる」は、ら抜き言葉ではないけど、「食べれる」は、ら抜き言葉などです。詳しい話はここでは割愛します。(知りたい方がいたらコメントしてください)


では、なぜ国文法を中学で勉強するかというと、聞いた話では、高校で詳しく古典文法を勉強した時にとっつきやすくするためらしいです。

うむ。確かに、これが目的ならば中学で習う国文法は意味がありそう。僕もこの国文法を中学の頃に知っていたら、古典文法習得がもっと楽だったかも。。。



(長くなってしまったのでこの日記の続きは次回ということにします。)