下宿している娘が急に帰省したので、
義父の施設にお見舞いに連れて行きました。
昨日はいつも通り夫と私の二人でお見舞いに行き、
食事して買い物をして、ゆっくり話を聞いたのですが、
さて、昨日のことは覚えているのでしょうか?
覚えていませんでした。
娘を見て、「来てくれたんだぁ」と
嬉しそうな顔をしながら繰り返し言い続けます。
いつもは夫と私だけなのに、
娘がいるので多少混乱したようで、
「Monちゃんは子供何人だ?」から始まって、
「お母さん(=義母)は死んだんだっけ?」
「俺の子供はひとりか?」
(義兄は忘れられているようです)
と質問が続きます。
そして、「一人になっちゃったよ。
お前(=夫)がここに入れたんだろう。」
とつぶやきました。
2年数か月前、義母はほぼ寝たきりで、
半身を起こすことも寝返りも出来なくなって、
一緒に住む義父は火の始末も出来ないし、
電話をかけることも出来なくなっていて、
訪問介護とデイサービスを利用しながら、
遠距離介護をしていましたが、
ケアマネさんから「もう、在宅は難しくなっているので、
入居型の施設を探してください。」と言われたのでした。
我が家で同居することは、
初めから考えませんでした。
今でも後ろめたい気持ちが残っています。
この後ろめたい気持ちを忘れてはいけないのでしょうね。