昨日の夜、ちょっとベランダに出てみたら、
満月が周りの雲を照らして、なんとも言えない美しい景色を作っていました。
写真を撮ろうかと思いましたが、自然の美しさや荘厳さは、写真には収められないのが常なので、野暮ったいなと思い、やめました。
都会の狭く汚れた夜空の上でも、月と雲は自然を感じさせてくれるんだなと思いながら、時間を忘れてずっと眺めていました。
僕は個人的に、こうゆう経験が曲を書くときの、一番の刺激、材料になります。
普段は作詞や作曲において、何日もかけてひねり出すこともありますが、
昨日は空を眺めた後5分くらいで一曲の歌詞ができました。
スポーツ選手は日々のルーティンが大事だと思います。歌を歌うこと、ギターを弾くこともスポーツと同様に、
毎日発声をしたり、基礎練をするといったルーティンは欠かせないものになりますが、
作詞作曲に関しては、ルーティンワーク以外の、ふとした感動だったり、心が揺さぶられるような経験だったりが源になる事が多いので、
ルーティンはルーティンでちゃんとこなしつつ同時に、色々なことにアンテナを張り巡らせて、
極端な言い方をすると、感動する準備を常にしておかなきゃいけない
昨日の月夜はそんなことを再確認させてくれました。