【連載 第5回】天井高・床荷重・電力容量は“工場と倉庫の生命線”
工場や倉庫の物件を選ぶとき、 もっとも誤解が多く、トラブルにつながりやすいのが 天井高・床荷重・電力容量 の3つです。
この3つは、 「広いから使える」「見た目がきれいだから安心」 といった判断では絶対に見抜けません。
事業が始まるかどうかを左右する“基礎スペック”です。
天井高:使えるかどうかは“数字”で決まる
倉庫の場合、天井高は保管効率に直結します。 ラックを組むなら、最低でも4m以上はほしいところです。
工場の場合はさらに重要で、
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クレーンの有無
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機械の高さ
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排気ダクトの取り回し など、天井高が不足すると設備が入らないことがあります。
川口市の古い工場では、 「天井が低くて新しい機械が入らない」 という相談が非常に多いです。
床荷重:工場は“重さ”で使える・使えないが決まる
床荷重は、工場と倉庫で意味がまったく違います。
倉庫は、 パレット・ラック・フォークリフトの重量に耐えられれば十分です。
しかし工場は、
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旋盤
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マシニング
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プレス機
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専用基礎が必要な機械 など、数トンの重量がある機械を置くことが多く、 床荷重が不足すると「床が沈む」「振動が出る」などの問題が起きます。
特に古い倉庫を“工場として使いたい”という相談は多いですが、 床荷重が足りず、追加工事で数百万円かかるケースもあります。
電力容量:工場は“動力”が必須
工場で最重要なのが電力容量です。
倉庫は照明と空調が中心なので、 一般的な電力契約でも問題ありません。
しかし工場は、
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三相200V(動力)
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キュービクル(高圧受電)
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電力増設 などが必要になることが多く、 電力が足りないと機械が動きません。
川口市の工場移転相談で多いのが、 「物件は気に入ったが、電力が足りない」 というケースです。
電力増設は、 数十万〜数百万円かかることもあり、 物件選びの段階で必ず確認すべき項目です。
この3つを誤ると起きる典型的なトラブル
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機械が搬入できない
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床が耐えられず、基礎工事が必要になる
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電力不足で操業できない
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追加工事で数百万円の出費
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工場として使えず、再度移転が必要になる
これらはすべて、 天井高・床荷重・電力容量の確認不足が原因です。