糖尿病において、
腎症に進展するのは、
3割から4割。
糖尿病が10年以上経過して発症することが多い。
腎臓の糸球体で、
血中の老廃物や有害物質の濾過作用が滞ると、
吐き気・だるさ・全身浮腫・息切れなどの症状が現れる。
タンパク尿の検査において、
尿中アルブミンが30~299mg/gCRは早期腎症。
尿中アルブミンが300mg/gCR以上は顕性腎症。
腎機能は、
20代を過ぎると、
加齢とともに低下していく。
検査値が正常値であっても、
加齢とともに機能は低下する。
だから、
食事の量や質は年齢とともに変わっていくはずです。
腎機能不全による透析は、
1位 糖尿病性腎症が44.1%
2位 慢性糸球体腎炎が19.4%
糖尿病による透析が圧倒的に多い。
日本人に比較的多い、
肥満ではない或いは痩せているのに、
もともとインシュリン分泌が低下している方は、
特に日頃の食事が大切になります。
また、
肥満の脂肪組織や、
妊娠時においては、
インシュリン作用を抑制する、
サイトカインがたくさん生産されるため、
インシュリン抵抗性の糖尿病となりやすい。
もともと、
頻尿だったり、
夜間に小便に起きたり、
浮腫みやすく、
足腰が弱く、
耳鳴りしやすく、
頭が重くなりやすい。
さらに、
短時間睡眠で朝早く目が覚める。
イライラしやすい。
口が渇く。
疲れやすい。
もともと、
「腎陽虚証」「腎陰虚証の方は、
糖尿病でなくても、
漢方で体質に合った「補腎」をしておきましょう。
そして、
くれぐれも食べ過ぎにはご注意下さい。
日頃の体質管理は、
体質の合った漢方薬でいたしましょう。
ご相談下さい。