寒くなる秋はやっぱり「ぶどう」がいいね!【本草綱目】 | 三鷹の漢方 廣寿堂(こうじゅどう)薬局  

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【本草綱目】

葡萄の実
[気味]
甘く、渋く、冷やさない温めない平であり、無毒。

[主治]
*筋骨の神経痛(湿痺)に良い。
*気を補い、力倍増となり、意志も強くなる。
*健康に肥える。
*飢えに耐え、風寒を忍ぶことができる。
*長く食べていると、
身が軽やかに不老延年の効果がある。
中薬大辞典
[性味]甘酸・平
[帰経]肺・脾・腎経
[功用主治]
補気血、強筋骨、利小便。
治気血虚弱、肺虚咳嗽、心悸盗汗、
風湿湿痺、淋病、浮腫。
[薬材]
葡萄を生薬として使用する場合は、
乾燥した干しぶどうをする。
(干しぶどうを使用した漢方薬ですね。)


葡萄の根及び藤、葉
[気味]甘渋、平、無毒

[主治]
煮出した濃汁を飲むと、
*嘔吐を止め、吐き下しの後の悪心を治す。
*妊娠中のムカムカ動悸、安胎に良い。
*腰脚肢腿の痛みを治す。
*小便の出がよくなり、腫満をとる。

中薬大辞典

葡萄根
[性味]甘渋・平・無毒
[功用主治]
除風湿、利小便。
治風湿湿痺、腫脹、小便不利。

葡萄藤葉
[性味]甘渋・平・無毒
[功用主治]
治水腫、小便不利、目赤、癰腫。

ぶどうは、
夏の疲れが取れず、
寒くなりはじめる秋には、
とっても良い果物ですが、

食べ過ぎるとだめですね。

「多食、令人卒煩悶、眼暗」

寒い時期に備え、
葡萄を食べ身体を肥健とし、
寒さに耐えるための果物のようです。

食べ過ぎると肥りますね!(*⌒▽⌒*)