花粉症の時季はせっかくのそよ風が恨めしい。
花粉撃退グッズはそろっているけれど、
自分自身の体の中を花粉対策することが、
長い人生では、とってもいいに決まってますね。
「それぞれの体質で花粉症の症状はちがう」のです。
花粉症は、発症してからまもなくすると、
ほとんどの方は、
それぞれの体内で産生される病邪によって、
症状が少しずつ異なってきます。
当然、
発症してすぐの時期と、必要な漢方薬は異なってきます。
発症時15日くらいまでの方は、
①外からの病邪(花粉)の侵入を防ぐ力を補う漢方薬。
②病邪を追い出すための漢方薬を服用する。
漢方薬の服用で、
この時点ですぐに治ってしまう方も多いですが、
自然治癒力が低下していると、
内傷病(体内の病邪との併発)に移行した方は、
(或いは初めから、内傷病の方は、)
①外からの病邪(花粉)の侵入を防ぐ力を補う漢方薬。
②体内の病邪産生の原因となっている、
それぞれの体質を改善する漢方薬。
花粉症を漢方薬で治すということは、
体の中が今よりもっと健康になるということですね。
そして、
花粉だけでなく、外からの病邪の侵入を防ぐ力が
蓄えられるということです。
外からの病邪の侵入を防ぐ漢方薬には、
*腎精を補う 開豊瓊玉膏(かいほうけいぎょくこう)
*営衛の力を補う 玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
などがあります。