月夜の出来事 - 今村幸治郎 -

月夜の出来事 - 今村幸治郎 -

音楽と文学をこよなく愛し、とっても温かく、優しく、
ユーモアであふれていた愛すべき
色鉛筆画家今村幸治郎 (1953-2018)。
彼の日々の想いや考えを綴ったブログ 月夜の出来事。
現在は幸治郎の甥にあたるたかちゃんの協力のもと
息子である今村 遊が更新しています。

 

 

 

(2007/01/07 01:14に今村幸治郎が綴ったブログです)

 

 

1967年、僕の住んでいる街に映画”ふたりだけの窓”がやって来た。1967年と言えばビートルズが日本に来て、帰って行った翌年である。僕は中学2年になっていた。其の頃は4人がばらばらの仕事を始めたと話題になっていたのだった。何をしていても話題になってしまう時代だったのだ。ジョンはリチャード・レスターの”How I won the war"に出演していて、ポールはこの映画”ふたりだけの窓”の作曲を担当していた.原題は”The family way"だった.この映画は実に地味なイギリス映画で、その頃はポールが主題歌を書いた事で話題になっていたし、それは、ビートルズの一人が、映画音楽に手を出したというようなものだった。もちろん、ファンはポールが書いた主題歌の映画を見てみたいと映画館に足を運んだのだが・・・。今考えるともしこのての映画が今、日本に来たら、とても、一般の映画館ではかからず、ミニシアターでしか上映されないだろうという種類本当に地味な映画だった。その描かれている世界はとても、アラン・シリトーの描くイギリスの描写に近い気がした..皆に祝福されて結婚した、ふたりは住宅難の問題もあって、親と同居する事になるが、新婚第一夜に友達のいたづらでベッドが落ちてしまう.内向的な彼にとっては大きなショックとなりそれが尾を引き結婚生活が巧く行かなくなって来るという映画だった.それを、僕はその時、この映画の意味がさっぱり、分からなかったのです。
性的知識にちょっと遅れをとっていたものですから、なんだか、解らない映画でした。
 レコードは2種類発売されていました.1枚はオリジナルサウンドトラック盤で作曲、ポール・マッカートニー、編曲、ジョージ・マーチンとクレジットされています。不思議な事にこのレコードはデッカ・レコード、日本ではロンドン・レコードより発売されているのです。EMIのライバル会社なのです。もう1枚、右側のレコードはジョージ・マーチン楽団の演奏です.こっちの盤のタイトルは”Love in the open air"になっていました。