月夜の出来事 - 今村幸治郎 -

月夜の出来事 - 今村幸治郎 -

音楽と文学をこよなく愛し、とっても温かく、優しく、
ユーモアであふれていた愛すべき
色鉛筆画家今村幸治郎 (1953-2018)。
彼の日々の想いや考えを綴ったブログ 月夜の出来事。
現在は幸治郎の甥にあたるたかちゃんの協力のもと
息子である今村 遊が更新しています。

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60年代のフォークソング界では,アメリカでは,ピート・シガーや,キングストントリオ、ピーター・ポール・アンド・マリー、ジョーン・バエズなどが有名だったが,ボブ・ディランが登場して一躍、注目を浴びていた。日本では,ブラザース・フォアが人気があった様に記憶している。ピート。シガーなんて知っている人はいなかったと思います。最も,僕はフォークソングが嫌いでしたから,あまり知らなかったのかもしりません。好きなのはボブ・ディラン,しかもギターを電気に換えてからです。そうして,イギリスにはドノヴァンがいたのです。彼も最初はフォークソングだったのですが、なんかちょっと,アメリカのフォークソングとは違うのです。さすが,オスカー・ワイルドの国に生まれただけはあります。どことなく,文学的なのです。ドノヴァンはビートルズととても仲が良く、彼等と一緒にインドまでいっています。それの彼のちょっと,センチメンタルなところは,ポールのちょっと,センチメンタルなところとあう様な気がしますが、メリー・ホプキンのアルバムでドノヴァンが提供している曲を,聴くと,二人には,相通じるものがある様に思うのです。当時のフィルムで何度かドノヴァンの歌っているところを見たことがありますが,一度だけとんでもない格好で現れた時がありました。大きな帽子には大きな白い羽飾りがしてあって、まるで,少女漫画の王子様の様な格好で現れたときは、思わず目をそむけてしまいました。いくら、あの頃の事とは言え,あのフィルムをドノヴァンは見つけ出して,抹殺すべきです。あまりに、こそばゆいものでした。あれは・・・。

 

2007/02/04(日) 21:18:59