18年前の4月25日、JR福知山線脱線事故は起きました。

 

事故当時はめちゃくちゃに壊れた電車の様子と、救出の大変さが報道され、被害状況の詳細はわかりませんでした。

 

その後、1人救出されては、生存者か死者かがテロップで報道され、最終的には107人の方が亡くなる事故でした。

 

あれだけの事故ですから、生存者は、大きなケガを負っていました。

 

当然、頭を打つケガをされた方もいたと思うので、高次脳機能障害を発症された方も少なくなかっただろうと思います。

 

事故で負わされた後遺障害との闘いの辛さは、交通事故被害者の私はよくわかります。

 

一度は「あのまま死んでしまえばよかった」とか、「助けてくれなけりゃよかったのに」と思ったものでした。

 

だけど、病院のスタッフさんのリハビリで回復していくたびに、他の人たちにも助けてもらってたことを感謝し始めました。

 

しまいには、「障害者のためになる仕事をしたい」なんて言い出して、今の私があります。

 

誰かに助けてもらった恩を、他の誰かに送る恩送りをしたいんです。

 

JR福知山線脱線事故の負傷者562人とされていますが、その中にも同じような体験されている方もいるんだと思います。

 

このYouTube動画、大学1年生で18歳の時に事故に遭って18年経った今の様子が紹介されています。

 

身体の後遺障害を乗り越えた今の様子、何回観ても涙が流れます。

 

事故で失った身体の部分は戻ってきません。

 

でも、やり方を変えれば、できることは増やしていけます。

 

高次脳機能障害は回復が可能な障害です。

 

人生の目標に向かって行けば、いろんなことができるようになっていきます。

 

「これからの道」を歩んでいきたいな、と改めて思えたYouTube動画でした。