【第19話】主治医 | 高次脳機能障害_はなす_はばたく_談話室

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忘れ物が多い、動かすと認知がなくなる。
悪い事だろうか。働けなくなると言わることだろうか。
社会復帰することは、感動物語ではない
働けるようになり、過ごしている。
楽しい日々ではないけど。自己実現こそが喜び。
<koujinou_toujisyanokai_shimizu@yahoo.co.jp>

当事者が良きパートナーに

■Yputube掲載動画

 

 

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発症した時に、自立支援の給付の申請、障害手帳の申請、傷病手当金の申請、

障害年金給付の申請、すべてにかかわるのが主治医。

主治医をパートナーにして、処理が進みます。

また、当事者の障害の程度を、世の中に示すのも主治医です。

精神障害手帳や障害年金給付には、障害の程度が、重いか、軽いか、

主治医の書いた書面により決まります。

また、精神障害を示す手帳や給される障害年金も2年ぐらいごとに

定期的に『審査』があります。この審査にも、主治医の書いた診断書が必要です。

よく聞く質問に『月給もらったら、障害年金なくなるの』という相談があります。

当事者にとって、障害年金の給付金額は重要な収入源ですから、真剣です。

結論から言うと『主治医をパートナー』にできている方なら、安心です。

主治医をパートナーにしていないと、どうなるか?
実際の実例をお話しします。

 


西東京市近郊に住むOさん。

注意障害がきつく、仕事中も他人の作業や人の声に注意が削がれて、

あっちこっちに動いてしまい、仕事にならない。

生活でも仕事でも障害を発していました。

就労でき、給与も入るので、やっと人並みに暮らせる。

奥様にも安心がありました

就労以前からも含めると2年間、主治医に見てもらっていない。

『もう障害はよくならない。主治医に話すこともない。

診てもらっても変わらない』から、『もう通院しない』のだと話していました。

しかし2年ごとの審査があり、その時だけは、主治医に診てもらいました。

その時の主治医の解答。

結論、「君の診断はできない」と主治医に断られた。

『手帳がなくなる』と、泣きの緊急連絡がありました。

2年間一度も診てもらっていないのは、主治医としても混乱します。

生活できているか、分からない。就労できたことも知らない。

就労先の出来事も分からない。診断書に書きようがないのは事実。

診察に来ないなら患者のパートナーとしても信頼できない。

そこで、別の日に奥様に同行してもらい、涙のリクエスト。

生活でのトラブル、会社でのトラブルを話してもらい、

結果、障害がある証明で申請を出せました。

『どうやって』『たくさん』『もらえるか』という意識。

それを忘れず、主治医をパートナーにしていくことが大切です。

定期的な診察の際に、障害が出ていることを書面で出す。

または家族や支援員に同行してもらい、デキナイ状況を伝えてもらう。

ダメなら、早めにセカンドオピニオンでパートナーに変える。

 

次回は、セカンド・オピニオンについてお話ししましょう。
 

高次脳機能障害を発症され、生活とお金の不安がある方へ、

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