当たり前の事をやる | 明石の脳みそ

当たり前の事をやる

『当たり前の事をやる』

今朝のテレビで、民主党 小沢幹事長の「選挙の鬼」たるゆえんを紹介していた

田中角栄元総理のもとで選挙の事を徹底的に勉強したらしい
 (ま~ その~ ってアラフォー世代には懐かしい方ですが)


1,人がいない場所でも必ず毎日、辻立ちをする

2,名詞を毎日300枚配る

3,人がいない風上から人がいる風下のほうまで、隅々まで廻れ


今回の選挙でどぶ板選挙という言葉をよく聞いた

自らの足で、選挙区を駆け回りあらゆる人に会い、握手と笑顔で挨拶をする

すごい、ベタなやり方だが結局はそのやり方が票に結びつくらしい

聞いた事のあるようなないような、著名人を起用し、手っ取り早い選挙戦も

選挙に勝つ為だけの手法としては、無しではない。 

でもこの昔ながらの戦い方も捨てたものではない

今朝のテレビで驚いたのは、今月、来月と行われる補欠選挙で、前回当選した

衆議院議員さんが今回の応援に立候補者の横に寄り添い選挙応援をしていた

確かに、前回の選挙でノウハウは持っているんだろうが、そんな応援は

今回立候補した人の応援スタッフがするものと思っていたが、民主党は

そうではなかった。

投票する側から見ると、前回の事で顔は売れているから効果は高い

その上応援する人も、確実に自分の為になる

さすがは「選挙の鬼」 なかなかの策士である

我々がしているデザインやプロデュースという、カタカナ商売はすこしばかり

垢抜けた感じがするが、実際はベースとなる事をおろそかにしていると

結局チープな提案しか出来なくなる

デザインとはエゴイズムを表現するものかもしれないが、それがクライアントや

それを手にとり、目にしてもらう人達の事をしっかりと考えないといけない

イチローは練習を人よりも数倍やっているからイチローなんだ

「当たり前の事をやる」

それがどれほど難しいか。

でもその難しい事を、当たり前のようにやる人に結果が付いてくる

仕事を成立させるのは、何かの偶然かもしれない

でもその偶然は努力した人にだけ、与えられる必然なのだと思う