建学の精神とは @ 久保田雅一郎

建学の精神は、学是、校訓や建学の理念などとも呼ばれるものです。


当然のことですが、各大学には設立の目的があります。

どのような人材を育て、どうのように社会に貢献していくか」といった目的を端的に表したものです。


これは、寄附行為における必要的記載事項の「目的」と直結する部分になります。


また、大学の3つのポリシーにも、この建学の精神が密接に関係します。


まさに、各大学を表す言葉そのものと言えます。



日本社会において、「多様性」というものは発展のために不可欠な要素です。


その発展のために、(特に)私立大学は建学の精神を基礎として独自的・個性的な教育を行っているということになります。

 

建学の精神の重要性

私立学校は、独自の建学の精神に基づく個性豊かな教育研究を行う機関として位置づけられています。


「私立大学等の振興に関する検討会議」においても、私立学校における「建学の精神」は、学校そのものの基盤となるものとして、方針策定の第1歩目の役割を担っているということがうかがえる議論が展開されています。