米麹・甘酒・ご飯のカロリーについて、調べてみました。

 

・米麹とは?
・「麹」と「糀」の違いとは?
・米麹のカロリー
・米麹の保存方法・こうじ水の素

(1)米麹とは?

味噌や甘酒、塩麹の原材料としても、テレビや雑誌などで広く知られる米麹。
そもそも、米麹とは何でしょう?

麹は、『米、麦、大豆などの穀物にコウジカビなどの食品発酵に有効なカビを中心にした微生物を繁殖させたもの』です。

米麹は、麹の一種です。

ざっくり言うと、日本の米麹は、蒸米に、ニホンコウジカビという微生物を繁殖させたものです。
ちなみに、ニホンコウジカビは黄麹菌とも言います。
味噌、甘酒、日本酒、酢、味醂にも用いられます。
学名はアスペルギルス・オリゼーと言います。

タンパク質、炭水化物、脂質の等の分解能力が高く、日本の食文化には欠かせない有用菌となっています。
ニホンコウジカビは、日本文化に大きな影響を与えてきたとされ、2006年には日本醸造協会によって国菌に指定されています。

(2)「麹(こうじ)」と「糀(こうじ)」の違いとは?
「麹」は中国から由来している漢字とされています。
「糀」は和製漢字で、日本独特の漢字です。「米に花が咲く」という漢字通り、米が発酵する過程で生まれる胞子を表現しているとも言われます。

このHPでは、米麹で統一しています。

(3)米麹のカロリー
米麹の100gあたりのカロリーは286カロリー。
ご飯の100gあたりのカロリーは168カロリー。
甘酒の100gあたりのカロリーは81カロリー。

となっています。(日本食品標準成分表より)

以外に米麹、カロリー高いですね(笑)

ただ、内容は省略しますが、ビタミン・ミネラルの数値は、米麹が多いです。
鉄分2倍、マグネシウムは約3倍。ビタミンB1は11倍、ビタミンB2は約4倍、葉酸は約9倍です。
甘酒はカロリー自体は低いですが、発酵により体に吸収されやすい栄養素(特にブドウ糖などの糖質類)に分解されているので、毎日飲まれる際は、適量が良いと思います。

(4)米麹の保存方法
米麹は大きく生麹と乾燥麹があります。

生麹はそのまま甘酒・味噌に使用できます。
要冷蔵です。
保存期間は冷蔵庫にて約3週間程度、それ以降も使用できますが、発酵力が落ちるとされます。
冷凍すると3ヶ月間、日持ちします。

乾燥麹も、水で戻す作業が必要ですが、常温で1年保存が可能なのが魅力です。
発酵力は生麹に比べ、ややゆっくりめとされます。

当社の「こうじ水の素」は、生麹の良さと、乾燥麹の良さをそれぞれ活かした形で商品化しています。
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