30日の夜、エストニアの首都タリンに入る。

 31日、ベースシルム幼稚園視察。質の高い教師(例えば園長は大学院の修士、博士課程修了など)、日本の小学校のような広い敷地、その中に点在する多くのこどもの遊び場や遊具に羨ましさを感じる。

 九州の広さに人口140万人で隣にロシアという強国があるエストニア。過去、スウェーデン、ロシア帝国の大国支配から1918年独立したもののソ連、ナチス、再びソ連に占領され、独立回復したのが1991年。苦しい歴史を経たからこそ文字どおり「こどもは国の宝」として教育にとても熱心に取り組んでいます。

 昼は在留邦人との意見交換会。デジタル先進国(世界で唯一、インターネットでの国政選挙が認められている)での生活感覚などを伺う。

 午後はエストニアの電子政府への取り組みについてレクチャーを受け、意見交換。サイバー攻撃を世界で最初に受けたと言われているエストニア。その話題も出る。

 夕方は駐エストニア大使より現地情勢のブリーフィングと意見交換。

 1日の午前中、エストニアの教育について政府よりヒアリング、意見交換。国民の4分の1がロシア系なので、学校での言葉(国語)はロシア語のところもあるとのことで、2030年までにすべての公立小・中学校でエストニア語を国語とするという目標とのこと。多民族国家ならではの困難さがあります。

 タリンの旧市街地は13~18世紀の古い建築物が保存されており、世界遺産に登録されています。その中にKGB(ソ連国家保安委員会)が取調べや栲問に使った地下室が公開されています。暗い地下に入り心が重くなる。

 エストニアはロシアへの警戒心が強く、彼らにとってウクライナ戦争は明日は我が身の戦争なのです。GDPの2%をウクライナ支援に使っているとのことでした。

 1日の午後、ヘルシンキ経由で日本へ。

 ヨーロッパへの飛行機の中では映画を見る時間があり、今回は「お終活再春」と「あまろっく」の2本の邦画を鑑賞。特に笑福亭鶴瓶主演の人情コメディー「あまろっく」はじんと心に響く秀作でした。

 8月3日(土)から5日(月)まで地元。久し振りの地元。

 3日の昼、豊岡市民会館で「北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道早期実現促進大会」。

 挨拶の中で、私は整備促進と100年後には国の重要文化財となるような立派なインフラ(特に円山川に架ける大きな橋梁)整備に取り組んでほしいと強く要望。

 この週末、南但建設会館改修工事完成見学会、国府内水処理促進同盟役員会、自民党日高支部役員会、養父事務所での来客など。

 5日(月)は神戸で県治山林道協会理事会、県森林組合連合会理事会、合間に兵庫県庁幹部との面談、そして県水源林造林協議会の役員会と続きました。

 県森林組合連合会の解散は承認されました。私が会長に就任したのが2020年でしたが、あまりの木質バイオマス事業(事業開始2016年)の赤字に鶿愕し、立て直し方策に様々取り組みながらも、毎年数千万円の赤字解消を図る方策はなく、バイオマス事業の譲渡という選択に腹を固めてから2年。多くの皆さんに御迷惑をおかけすることとなり、まことに申し訳ないと思っています。私は破綻状態にある法人にピリオドを打つのが、この時期に就任した私の役目だとの覚悟で取組みました。一つの大きな節を迎えました。
【エストニア・ペースシルム幼稚園視察】



【エストニア・電子政府アカデミー】



【経済通信省との意見交換会】

【教育青少年委員会との意見交換会】




【北近畿豊岡自動車道・山陰近畿自動車道早期実現促進大会】

【南但建設会館改修工事完成見学会(養父市)】

【南但建設会館改修工事完成祝賀会(朝来市)】

【国府内水処理促進に係る理事懇談会(豊岡市日高町)】

【自民党日高支部役員会(豊岡市日高町)】