川口市と言っても最寄り駅は蕨駅になりますが、
芝園団地は、川口市内の外国人人口が際立って多いところで
H23年1月現在では、
日本人の人口2613人に対して、外国人人口2223人、
そしてその中でも中国人人口は1978人という数に上ります。
外国人の世帯数を見ても、10年前が279だったのに対して
現在は1340と大幅に増えています。
その中でこの団地の自治会に加入している外国人の方はわずかに2名とのこと。（苦笑）
これが意味するのは、団地の中でのコミュニティがなく、
日本人と外国人との交流が全くなされていないということです。
自身もかわぐちの人口統計を見て、
この地区の外国人比率が高いことは把握しておりましたので、
いろんな意味で興味を持っていた地域でした。
そして今回は自分が関わらせていただいているNPOについていって
この祭りにも参加させていただきました。
団地とは言え、祭りは本格的でした。
そこに自治会の他、警察もブースを出展しています。
警察にとっても、防犯という観点から各地区のコミュニティづくりは目標となっているようで
自分の関わっているNPOとの異色のコラボレーションも始まっています。
そして祭りでも、見た目はわかりませんが半数近くは中国人とのことでした。
普段つながりはなくても、祭りは皆さん好きなようですね。
そんな中、NPOには中国人や韓国人の方も在籍しているので
祭りの司会進行で話された内容の通訳をするといったことも行われました。
そうした努力により、逆に中国人の方から団地内とつながりがないし、
何も情報がなくて困っているというような声も聞こえてきました。
一般的には「中国人はマナーが悪くて困った地域」というような見られ方をされることも
多いですが、実際このように情報（ルールも含め）が届いていない方もいるし、
外国人のことを固定観念で見てしまったり、働きかける側にも問題があるのだと思います。
そんな問題がありながら、祭りに来られた皆さんは楽しんでいたようです。
途中から雨が降ってきたものの、途中終了するほどでもなく、
最後はたたら踊りで、外国人の方々も踊りを体験できてよかったようですね。
自分としても、今後も引き続きこのNPOに関わらせていただいて、
スポーツ交流活動にも活かしていきたいと思っています！