もうすぐあの「3.11災害」から4年が過ちます。
TV,マスコミ各社は、こぞって特番を組むことでしょう。
当然政治屋もなんらかのアピールをするのは目に見えています。
うがった見方をすれば、年に1度の報道合戦にもなりかねません。
要は、被災地の人たちのためでなく、視聴率アップや選挙のため?
「口頭禅」と言う仏語をご存知でしょうか。
単刀直入に言いますと「口先だけ立派なことを言う」という意味合いです。
国政、地方に限らず、選挙公約などその際たるものに成り下がっています。
コメンテーター、評論家と言われて、その仕事で飯を食べている連中も、
何人まともな人がいるのか?
「3.11」の報道も含め、これから頭の隅で「口頭禅」を意識しておくと、
今まで感じなかったことや、見えなかったものが、
少しは自分の問題として見えてくる瞬間を多々感じるかと思います。
又、自分への再確認のためにも、時々チェックをしなければと考えます。
あいつは「妖怪 口頭禅だ」、とだけは言われないよう心がけなくてはと思います。
ちなみに、幕末の剣豪山岡鉄舟は、よく名僧と言われる人たちのもとに
足を運び、自分の悟りの境地を話していたそうですが、
その中の一人、独園和尚(ドクオン・明治初期、相国寺の僧)に会いに行ったとき、
「そんなことは、何も得意になって言うことではない」と、
一括されたそうです。
自分がまだまだ「口頭禅」のレベルにしか過ぎないと言うことに気付かされたわけです。
最後の剣豪と言われる「鉄舟」も、そんな経験を踏んで、
「無刀流」を完成させたのでしょう。