【菜根譚シリーズ】98節【了見ちがい】

一方の意見だけを信じて腹黒い人間につけ込まれてはならない。

自身にまかせてむやみに突っ走ってはならない。

自分の長所を鼻にかけて他人の短所をあばきたててはならない。

自分の無能をタナにあげて他人の才能をねたんではならない。



かたよった心、とらわれた心、こだわった心。洪自誠は、そんな心を嫌った。ここにあげる四つの「べからず」も、すべてこのような心から発していると言っている。


私自身、四年間入退院を繰り返し、仕事も思うようにできなかった時期は、心ならずこのような気持ちになりがちであったことは確かです。今でも尾を引いているところがあるので、自分自身の戒めの教えとしても耳が痛いです。少しづつでも現実を認めていかないとは分かっているのですが。

体が思うように動かせなうという事のつらさから、まだ自分自身を認めていないところがあるんですよね。(頭がおっつかない部分を体力でカバーしていましたので)