●自分を見つめる勇気を持て

【菜根譚シリーズ】49節【清思のときを持て】

ひっそりと静まりかえった深夜に、独り座って自分を観照すれば、

もろもろの煩悩が消え去って清浄な心があらわれてくる。

そこから、必ずや大いなる悟りを開くことができよう。

清浄な心があらわれても、なお煩悩から逃げきれないと悟ったときは、必ずやそこから大いなる

懺悔(ザンジク)の心が芽生えてくるにちがいない。


「妄心(煩悩雑染心)と真心(自性清浄心)」 
衆生心は根本的には「自性清浄心」であるが、「自性清浄心」は他方に同時に「煩悩雑染心」と相並び、和合、不和合が説かれる。(大乗起信論……岩波文庫参照)
人生は自分の「煩悩との戦い」といえるでしょう。
私の持論ですが、人に迷惑をかけなければ、そして自分でケツが持てるのであれば、煩悩(目標・ファイト)を持つことも消して悪い事ではないと思います。
ただ、自分の気がつかないところで、迷惑をかけている人がいるかもしれないということに対して、気を配らなければいけないでしょう。

煩悩の塊のような私ですが、毎日就寝前に「瞑想」をするようになってから半年ほど経ちました。精神が落ち着き意外と気に言っています。試してみるのも一興かと思いますが、いかがですか?