$日めくりカレンダー【菜根譚シリーズ】

⑫【百年生きても】

春が来てうるわしい季節ともなれば、花もあでやかに開き、鳥もまた楽しげにさえずる。

社会の指導的立場にあるものが、高い地位と快適な生活に恵まれて人生の春を迎えながら、碌々として人の

ためになる仕事も発言もないとは、どうしたことか。

これでは、かりに百年生きたとしても、一日生きただけの値打もない。


ニューヨークを発端に、ヨーロッパのギリシャの格差問題が世界に広がっている。そのうち日本も例外ではなくなるだろう。
先日、作家の五木寛之氏が21世紀は「下山の世紀です」と言っておられたのを思い出す。20世紀に日本を始め先進国と言われたアメリカやヨーロッパの国々が、いかにうまく下山を敢行するか(下山を楽しめる社会生活作り)で、新たなる人類の歴史のページが書き加えられるのだろう。



紅葉真っ盛りですが、私が今まで見た紅葉の中で一番スバラシイらしいと感動したのが奥日光の紅葉です。今、「幻の湖」の出現で話題になってますネ。チャンスがあれば是非足を運びたいと思っております。