772 :名無し職人:2006/08/28(月) 02:49:18
数年前の話だが……
俺はとある海岸で失恋した女友達の悩みを聞いていた。
彼女「忘れようと思っても、忘れられないの……」
俺「……」
彼女「だからもう私、どうしたらいいか……」
俺「(突然彼女のネックレスを取って走り出す)」
彼女「え?何?」
俺「返して欲しけりゃここまでこいよ」
彼女「ちょっと、返してよ~」
(彼女は100メートルほど走り、砂浜の上でようやく追いつく)
彼女「ハァ、ハァ… もう、変なコトしないでよ~」
俺「ほら、笑ってんじゃん」
彼女「え?」
俺「やっぱお前には笑顔が似合うよ」
彼女「……うん」
↑をやろうとして落ち込んだ彼女の鞄を奪い走り出した俺。ところが意に反して泣き出す彼女。
動転した俺は鞄を持ったまま二人乗りバイクにまたがり一目散に逃走、そのまま帰宅。
今となってはこの鞄だけが彼女の思い出です。