昨日家を出てJと会ってよかった。
彼はアプリで出会ったアメリカ人だ。
もともと外国人に抵抗がない私は、身長190を超える図体のでかい彼のたどたどしい日本語を聞くのが嫌いではなかった。
彼とは一度ホテルへ行ったが、セックスはしなかった。
マッサージをしてもらっただけ。
そんなこともあるんだと思いながら。
彼が紳士なのは、働いていた会社の経歴が本当らしいということで分かった。
既婚者だし。
彼自身もそのことに負い目を感じている。
罪悪感というのは強力な武器にも防具にもなる。
そのことを知っている。
まあ、そんなことはさておき。
再度付き合い始めたものの、Hの態度にモヤモヤしていた私は
Jを急に呼び出して、東京駅でスイーツをごちそうしてもらった。
たくさん喋って
お目当てのアフタヌーンティーセットは時間的に注文できなかったけど
帰りに思った。
あのまま、家でHのことを考えてモヤモヤしていた気分がすっかり晴れている。
それは投薬のお陰かもしれないけど
行かないより行ってよかった。
ドクターが言ってた。
「学校もいいよ。社会復帰はどんどんやっていいよ」
私でも気分転換ができるもんだ。
よかった。
気晴らしができた。
これも、また一歩。